26才の守は公務員です。
現在、彼は気が弱くて人の良か社会福祉事務所の職員とです。
彼の仕事は生活保護の受給資格が適切かどうかば調べる為に受給者の家ば定期的に訪問するとです。
ばってん彼は明らかに不正受給者と判っていても性格が災いして何も出来んとです。
そんなある日、守は上司の職員が受給者の22才の女性と淫らな関係であるとば知った日から
彼の周りの不正受給者ば利用した欲望の渦と犯罪に巻き込まれてしまうとです。
生活保護支給金の健全なる運用ば求めたテーマで始まった物語は
何とも言えん衝撃の余韻ば残しながらのラストやったとです。
お話の最初と結末の落差が激し過ぎたけん
オイには印象に残る本やったです"(-""-)"。
第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞です。