内容紹介
「あの絵は、俺にとって“ショパンの心臓"なのだ」
世間から忘れ去られた画家がひっそ りと息を引き取った。
彼が遺した最高傑作と呼ばれる作品と、「ショパンの心臓」という謎 の言葉。
そこには、二つの国に引き裂かれた作家の苦悩が隠されていた……
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・・・・・と読メでこの紹介文ば読んだら大層な美術ミステリーとでも思うとばってん
まるでそんな事はありません。
就職活動中で何事にも中途半端なダメ男の健太が立ち寄った怪しげな骨董屋で
何故かお試しで働くはめになったある日
美術館に勤める女性からある画家の遺作ば探してくれと頼まれるとです。
物語の最初と途中に知らない男の一人語りがあるとです。
作者がそれが話ばミステリアスにしているのだと思うなら残念やったね。
語るに落ちる・・・・・喋り過ぎて最後が分かってしまったとです(笑)。
そんな訳で、ミステリーでも何でも無か
健太の少しばかりの成長と無理して怪しげにしとる骨董屋店主「南雲」のキャラクターは
題名が大げさ過ぎてゴメンナサイとお詫びする軽い本やったです"(-""-)"。