淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

梅雨入り・・・・だからどうした。

2013-05-27 18:38:08 | 棚の上の本

取次屋栄三  岡本さとる 

本日、我が地方に梅雨入りの報が届きました。
福岡空港近くのイオンのフードコートから見る空は予報通りの曇り色も
家内の買物の時間の長さも滅入らない楽しい人情時代小説の本でした。

シリーズ物の一作目です。
寺子屋と道場をやりながら、武士と町人の間のトラブルば仲裁して料金ば頂く「取次屋」を
始めた栄三郎こと栄三の物語です。

ばってん栄三の人柄に惹かれる周りの人たちが皆よかとです。
もう少し悪くてしてもよかとばってん・・・
まぁこの本は娯楽小説の極みのような本やけん、これでよかと思います。

面白かったです。

以上





 


4日で一冊

2013-05-27 07:46:55 | 棚の上の本

先週の土曜日、家内が体調が悪いと言うので孫と二人でサッカー応援に行ったばってん
負けた・・・・・。

帰りに孫と回転寿司に寄り家内に電話したらスグにやって来て
スグにビールを飲み始めた・・・・体調の事は訊かなかった。

では本です。

ツリーハウス  角田 光代

最初に読んだ角田さんの「ロック母」が面白くなかったので
角田離れしていたとばってん新聞紙面で紹介文の「この家族は何か変だ・・・・」が
何となく気になって読んだとです。
ありゃこれは面白い ズンズンと弾きこまれて行きました。

それぞれが勝手気ままに暮らし、それに対して誰も何も言わない無関心な家族達・・・
それは何かが変だと思い始める中華料理店の孫「義嗣」・・・・・。

戦時中、満州で出会った祖父「泰造」と祖母「ヤエ」がたどり着いたのは戦後の新宿だった。
焼け跡の地主者不明の土地に泰造とヤエが開店した中華料理店は「翡翠飯店」
そこで育った3世代の家族の物語です・・・・・・。

ひとりひとりの立ち位置、見事にはまっています。
ヤエがいいです義嗣に語る言葉と姿勢が印象に残りました。


いい本でした。
昔、かくださんを「つのださん」と読んでいた事をお詫びします。

以上