わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

これまでも、これからも

2012年10月27日 | ひとねる=自律のひとづくり
京都に行ってきました。

自然学校エネルギーフォーラムin関西。





今年3月10日、全国の自然学校関係者が、震災1年目を迎えるにあたり、自然エネルギーを推進するネットワークを立ち上げました。

私も一応、そのネットワークの世話人です。

関西を中心とした、西日本の人たちが140人ほど集まり、熱い議論を展開しました。

自然エネルギーを暮らしにとりこもうとする大きなうねりを感じます。


▼素敵なパネリストが集まった。





さて、私たちNPOグリーンウッドのある南信州泰阜村は、再生可能エネルギー(木質バイオマス、太陽光、太陽熱、小水力、地熱など)の自給率が151.8%で、市町村別で全国32位です。

ちなみに食糧自給率は52%。

この数字は、千葉大学倉阪研究室 + NPO法人環境エネルギー政策研究所の報告書によります。

NPOグリーンウッドの施設群には、多くの自然エネルギーが採用されています。

1年間の山村留学事業:暮らしの学校「だいだらぼっち」の母屋の屋根には、太陽光パネルが設置され、日中の電力をまかなっています。
母屋はもちろん薪ストーブ。

そしてお風呂は五右衛門風呂。

こどもたちの日課は薪割りとお風呂焚き。

その薪は、もちろん、泰阜村の里山を間伐して得たものです。

世の中にさきがけて、25年前からいちはやくこどもたちの教育活動や施設に自然エネルギーを導入してきた私たちNPOグリーンウッド。

そして、おひざもとの泰阜村は、全国屈指の再生可能エネルギー100%の村。

震災以後注目を集め続ける自然エネルギー。

私たちはもともと、その推進には興味があります。

そして、26年、その実践を続けてきました。


しかし、私の想いはそれだけではありません。

私は、原発集中立地の福井県(県内に14基が稼働)に生まれ育ちました。

私の父の実家は若狭湾に面した小さな港町小浜市にあります。

そこは、再稼働したあの大飯原発10キロ圏内です。


▼私の父の実家から見た風景




▼小浜の海。あの半島に原発がある




そして、今、非効率・不合理の名のもとに国策に翻弄されてきた小さな山村泰阜村で教育活動を展開しています。

そんな私にとっては強い想いがあります。

より弱いものが犠牲になって成り立ってきた日本社会。

そのより弱いものが犠牲になってきた歴史にピリオドを打ち、新たな価値観によって社会を成り立たせていきたいという想いです。

自然エネルギーを入り口に、今後の社会のあり方について問うていきたいという強い想いです。

全国のこのままではいけないと強く想う人々が、弱いながらも支え合っていく姿。

それをこそ、子どもたちに伝え、残すべきだ、と想います。

震災から1年7か月がたとうとしています。

私ができることは、これまでも、これからも、「教育」です。


▼私のおふくろです



おまけ

なぜか私のおふくろが、この関西フォーラムに、わざわざ福井から来ていました。

齢81歳。

強靭な生命力はどこから産まれるのでしょうか?

見習いたい(笑)


代表 辻だいち


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