わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

天に昇っていくんだろうな

2014年07月26日 | 泰阜村のひとびと
福島のこどもたちを支えてくれた村の人々の訃報が入りました。

3年前のブログにも出てきた熊谷正さんです。

このリンクに入ってくださいこちら

3番目に紹介されているご夫妻の旦那さんです。




28年前。

山村留学:暮らしの学校「だいだらぼっち」が泰阜村で活動を始めました。

右も左もわからない創設者の梶さん(かに)に、同じ隣組(自治会)の熊谷さんは、いろんなことを教えてくれたと言います。

以来、今までずっと、私たちの活動を見守ってくれました。

時には盾になって、沸き起こる批判から守ってくれました。

時には呼び出されて、この村に生きる作法を叱咤された覚えもあります。

時には私たちにPCの操作について教えを乞いに来るなど、高齢になってなお学びへの意欲を失わない人でした。



今日午後、猛暑の中、通夜の前に最期の挨拶に行ってきました。

素敵な顔をしていました。

涙は出なかったけれど、心に誓いました。

厳しい自然や状況と向き合わなければいけないこの村で、営々と生き抜いてきたその尊い生き様を、しっかりと受け継いでいきます、と。

家を出ると、どこまでも青い空と、緑濃い信州の山々が目の前に広がっていました。



今夜は、村の夏祭り。

満点の星空を、何百発の花火が彩りました。

きっと、この花火に乗って、天に昇っていくんだろうな。

彼の底力、必ず東北のこどもたちに届けます。

彼の底力、必ず全国のこどもたちと青年に届けます。

28年間、本当にありがとうございました。

合掌。


代表 辻だいち


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