わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【山陰米子は故郷と同じニオイがする】 ~とっても素敵な女性と再会~

2017年01月30日 | ひとねる=自律のひとづくり
山陰鳥取は米子市。

初めて降り立つ街は、故郷の北陸福井とどこか同じニオイがする。

実際、米子駅は昔の福井駅にどことなく似ている。

なんだかタイムスリップした雰囲気だ、と言うと、米子のひとたちは怒るかもしれない。









この街で、とっても素敵な女性と一献傾けた。

会うのはもう7年ぶりくらいだろうか。

お互いの来し方と行く末を、山陰の美味い酒と肴でゆっくりと語り合う。

一所懸命に言葉を紡ごうとする彼女。

その話の端々に、本質的な要素が溢れんばかりだ。

親父と娘ほど歳が離れた彼女は、「信州こども山賊キャンプ」の仲間でもある。

一緒に寝食を共にしたあの時のままに、本当にかわいらしい笑顔だった。




また会おうと、小さな手と握手して別れた。

彼女は横殴りの雪の中、その笑顔のまま自転車で闇に消えていった。

なんともタフな子だ(笑) 

そのタフさも、泰阜村が輩出した輝きかもしれない。

ああ、会えてホントによかった。

生まれ故郷を離れ、地に足をつけて生きる彼女を、遠く信州より心の底から応援するのだ。



代表 辻だいち

【オモロイ感覚が産まれてきているのかも】 ~尾道は今日も雨だった~

2017年01月29日 | 全国のなかまたち
尾道に来た。

降りたつのは2度目である。

こどもの時、「転校生」という映画があった。

尾道の坂で転んだ高校生の男女が入れ替わってしまう、というストーリー。

それが面白くて、いつか尾道に行ってみたいと思うようになった。



前回来た時は小雨だったと記憶している。

雨に煙る坂の街もいいものだと思ったが、やっぱり晴れている時にも来たいとも思った。

今回も、綺麗な海を見たかったが雨である。

昔から雨男だったからかな。

う~ん、反省。

反省してもどうなるものでもないのだが。






狭い海峡(水道)を挟んだ対岸は向島という。

数分おきに渡し船が運行されている。

それもかなり様々なルートがあるようだ。

高校生や老人、会社勤めの人も、みな自分のペースで船に乗っている。

雨に煙る渡船場は、暮らしの息吹を感じる光景だった。

尾道では、旧知の知人と合流した。

鳥取は鹿野町でまちづくり協議会の事務局長をつとめる小林さん。

尾道には、空家再生関係の仕事で来ていたとのこと。

瀬戸内海のうまい魚で一献傾け、アヤシイ作戦会議もできた。









その小林さんと、尾道の若者たちが運営するゲストハウスに泊まった。

「あなごのねどこ」。

間口は狭くとも、奥が深い・長い建物を、尾道空家再生プロジェクトとして活用している。

個別化・個室化が当たり前になった世の中だけれど、若者たちが人と触れ合う宿泊スタイルを選ぶことが多くなっているという。

もちろん、料金が安いというのも大きい要因だとは思うが。

自分が若かったころの、ユースホステルとかライダーズハウスとか、そんな感じなのだろうか。

アナログ、という言葉では置き換えることが失礼なほど、この国の若者の間でなんだかオモロイ感覚が産まれてきているのかもしれない。











尾道、いい街だ。

次は晴れた時に来たいな。


代表 辻だいち


【旧暦であけましておめでとうございます】 ~自然の摂理にあっていてしっくりくる~

2017年01月28日 | 日々雑感
旧暦では今日が元旦。

そう、旧暦では今、まさに正月なのである。



旧暦を大事にしてきたアジアのひとびと。

そんなひとびとが集う正月の会は、皆すぐに歌い出すわ踊り出すわ。

朝鮮や琉球は踊りで気持ちを表現するのが当たり前とか。

このごちゃまぜの混沌とした雰囲気が、なんだか心地よい。







当たり前だけれど、旧暦の方が自然の摂理に沿っていてしっくりくる。

西暦で1月1日に新春といわれても、今から厳冬期に入るのにとても春とは思えない。

同じく7月7日に七夕といわれても、梅雨の真っ最中で天の川が見えるのはごく稀だろう。

そういえば、信州では七夕は8月だったな。

北海道や仙台もそうではなかったか。

そんな地域も多いのではないか。

山に暮らして四半世紀近く経つと、そんなことを頭ではなく身体で感じるようになるんだな。

ということで、身体の奥底からの言葉は、やっぱり「あけましておめでとうございます」である。



代表 辻だいち


【先生の声は快適で・・・】 ~800人の学生に伝える俺の声~

2017年01月24日 | 泰阜村が大学になる
「先生の声は快適で・・・」

最後のリアクションペーパーにはこう記してある。

立教大学「自然と人間の共生」の秋学期授業が終了した。

この授業を受け持って、もう6年の月日が流れた。

東日本大震災が発生した時にこの授業が始まったから、ということは震災から6年ということになる。

自然と人間との関係がどうあるべきか?

そんなことを考える授業が、震災と同時に始まったとは、運命かもしれない。



大学からお願いされた時は、正直迷ったのも事実。

なにせ交通へき地の泰阜村は、東京往復に10時間もかかる。

1コマ90分のために、本当に10時間もかけて毎週通うのか?

悩む自分の背中を押してくれたのは、信州泰阜村の教育力だった。

自然と向きあって生き抜いてきた村のびとびとの暮らし。

その暮らしにこそ教育力がある、と信じて25年間、教育活動を続けてきた。

この教育力を、若い学生たちにも伝えたい。

その想いが「よし、やるか!」と想わせたのだろう。




正直、1年間も毎週毎週東京に通うのはきつかった。

病気や身体の不調で休講にしたことは一度もない。

体調管理もまた大事な仕事である。

通うのは確かにきつかったが、その分、渾身の力と想いを込めて、学生に伝えてきたつもりである。

今年度は「自然と人間の共生」の授業が、前期(春学期)300人、後期(秋学期)も300人。

1年生の導入期教育の授業「大学生の学び・社会で学ぶこと」が200人。

合計、800人の学生と向き合ってきた。

彼らが、自然と向き合い、他人と支えあいながら、自発的に責任ある行動をとる人生を送ることを願う。

最後のリアクションペーパーを一挙公開するので、興味ある人はご覧あれ。


▼こんなダミ声が、快適かね~?




▼暑苦しかったのでは!?(笑)




▼素敵な講義。ほんとにうれしい言葉です。




▼がんばれーーーーーーーーーーーーーーー!




▼素敵な価値観。次は、君たちが伝える番だ!




▼いやされたか~。方言、やっぱ、あるよな~




▼ご両親によろしく!(笑)




▼泰阜村の空気をまとって・・・
いいな、その表現。ありがとう!




▼考えることこそ、財産。




▼社会に出ても、考える人になれ!




▼あっという間! それこそ、アクティブラーニングやね!




▼まあ、俺は大学の研究室にいる研究者じゃないから。全国のリアルな場からの学びを君たちに伝えたいからね!




▼素敵な授業! こんな褒め言葉ないよ。ありがとう!




▼俺も、一番、学びがあった授業だった!




代表 辻だいち


【北の大地と南信州が「学び」を基軸につながる時】 ~彼女らの人生に、渾身のチカラを込めて、エールを送る~

2017年01月23日 | 泰阜村が大学になる
北海道岩見沢市。

この街にある北海道教育大学岩見沢校とは10数年、豊かな縁を紡いできた。

それはまさに、泰阜ひとねる大学の北海道教育大学バージョンともいえる。



今夏、泰阜村で長期実習をした学生3人と再会を果たす。

卒論提出直前だったらしいけれど、一献傾けてくれた。

感謝。

みんな就職も決まったとのこと。

彼女らの人生に、泰阜村の教育力が少しでも役にたったのであればホントにうれしい。

今度は社会人として再会したい。

彼女らの今後に、渾身の力を込めて、エールを送る。


▼3人に再会できた。




▼2年生も集まってくれた。




次の世代(2年生)にも泰阜村の話をすることができた。

みんな興味津々だった。

前田先生、いつもありがとうございます。

北の大地と南信州が「学び」を基軸につながっていく。


代表 辻だいち