わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【遊ばざるものクウベカラズ】 ~だからキャンプはおもしろい♪~

2017年08月14日 | ひとねる=自律のひとづくり
信州こども山賊キャンプ。

今日まで私が責任者を担当だった。

全国のこどもたちと共に、泰阜村の自然のなかで、暮らしを豊かに創ることに挑戦した。




山賊キャンプの8つのおきてに「働かざるものクウベカラズ」がある。

「働かないと食べてはだめ」ではなく、「働いたほうがおいしく食べることができる」という前向き解釈だ。

そして私の担当するコースでは「遊ばざるものクウベカラズ」も。

遊んで遊んで遊びたおしたほうが、おいしいごはんになるに決まっている。







責任者(ディレクター)のことを、山賊キャンプでは「長老」と呼ぶ(笑)

こどものグループリーダーのことを「おかしら」という。

雨に悩まされる夏だったが、そんなことにはめげない本当に笑える山賊たちだった。

疲労困憊だが、出張移動の疲労に比べるとなんとも心地よい疲労感につつまれている。

やっぱりキャンプはおもしろい♪





代表 辻だいち

【熊本被災児童も招待 山賊キャンプが折り返し 今年は1100人参加】

2017年08月11日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
泰阜村長が熊本のこどもたちを激励。

その様子が地元紙に紹介された。

ご笑覧ください。



2017年8月10日 南信州新聞

熊本被災児童も招待 泰阜村
山賊キャンプが折り返し 今年は1100人参加


 泰阜村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが企画運営する「夏の信州こども山賊キャンプ」が、今年も7月げじゅんから同村左京川キャンプ場に始まり、ちょうど折り返しを迎えた。今月末まで県外を中心に約1100人の子どもたちと300人余のボランティアが参加。熊本地震で被災した子どもたち14人も招待し、大自然の中でアウトドア生活を楽しんでいる。

 小中学生を対象に20年以上続く事業。川遊びやキャンプファイヤー、星空観察など期間中のスケジュールを自分たちで考えて行う生活体験が人気で、募集開始から短期間で定員に達する。

 また阪神大震災や新潟県中越地震、東日本大震災の発生を受け、被災した子どもたちの受け入れも積極的に実施している。福島県からは5年間で約250人を招待したほか、昨年は熊本地震後の同キャンプに計20人余の子どもたちを迎えた。

 今年は全27コースを設定。うち熊本市や南阿蘇村からは7月31日~今月10日までの期間を3回に分けて小学生が訪れている。台風5号の影響が心配された最終組5人も7日から無事に合流。他の子どもたちと一緒に飯盒すいさんや川遊びを楽しみ、リラックスしてキャンプを満喫している。

 避難後、現在は自宅で過ごしている南阿蘇村の小学6年生藤原穂菜美さん(11)は「料理がとても楽しい。地べたで寝るのが少し痛いけど気持ちがいい」と話した。

 9日に現地の様子を見学に訪れた松島貞治村長は、子どもたちに自然と共生するキャンプの意義と楽しさを伝え「大きくなったらスタッフとしてキャンプを応援してください」と呼びかけた。「子どもたちを見ると都市化しない山村の良さが何かを感じることができる。本物の自然で村の価値を高めたい」と話した。





代表 辻だいち


【村長の決断を、村民が支持する】~小さな村が発揮するソコヂカラが、確かにこどもたちの身体に流れた~

2017年08月10日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
山賊キャンプに、泰阜村の松島村長がやってきた。

自然と共に生きる意義を、こどもたちに話しに来てくれたのだ。

期間中たった1日のサプライズである。






ちょうどこのコースには、熊本地震で被災した南阿蘇村のこどもたちも参加していた。

当然のことながら、村長は激励もしてくれた。

こどもが役場に表敬訪問するのではなく、村長がわざわざキャンプ場のこどもたちの所に来てくれるところが、なんとも素敵ではないか。






熊本のこどもたち招待の費用の一部は、村の今年度当初予算に予算化されいる。

2年目の支援を、この村長は即決してくれた。

そして、その決断を、村民が支持する。

まさに「支え合い」の村である。



小さな村が発揮するソコヂカラが、山賊キャンプのこどもたちの身体に、確かに流れた。


代表 辻だいち


【これぞ足元の平和】 ~被災児童ソラチの支え「愛」~

2017年08月09日 | あんじゃねぇ=平和で安心な社会へ
被災児童ソラチ。

東日本大震災のとき、山村留学「暮らしの学校:だいだらぼっち」で5年間受け入れた。



初めて会った日のことを鮮明に覚えている。

お姉ちゃんの後ろに隠れるような小さな小だった。

おどおどしていて、1年間、やっていけるのか心配だった。

その後、5年間、泰阜村民となる。

私の次男とも5年間、クラスメートだった。

泰阜村の支援を受け、村民の皆さんから愛されたソラチ。

泰阜小学校も、泰阜中学校も卒業した。

その彼女が、高校生になった今、山賊キャンプのボランティアとして帰ってきて、熊本のこどもたちを支える。

まさに支え「愛」。






いま、山賊キャンプでは、東京、名古屋、信州、そして熊本と、オールジャパンのこどもたちがごちゃまぜで遊んでいる。

これぞ足元の「平和」。

長崎の日、この日も私は常にキャンプ。

それでいいのだ。

信州の山奥から、渾身の愛を込めて、平和を祈る。


代表 辻だいち


【自然の脅威から守ってくれるのは、自然なのだ】 ~台風が信州に一歩も入ってこなかった~

2017年08月08日 | 自然のソコヂカラ
信州直撃。

そんな予想だった台風が見事に進路を変えた。

信州には一歩も入ってこなかった。

アルプスが屏風のように立ちはだかっているからだという。

確かにここ数年、想うことがある。

台風直撃をくらっても影響がほぼない。

それが信州だ。


▼台風一過。天竜川の朝霧が、大渓谷を埋め尽くす




▼霧が晴れるとこうなる





改めて想うことだが、われわれは、自然の脅威に常に晒されている。

今夏も、九州北部豪雨は記憶に新しいが、続いての秋田豪雨、そして今回の台風。

常に自然の脅威に立ち向かわなくてはならない。

でも、一方でこうも想う。

その自然の脅威からわれわれを守ってくれるもの、それもまた自然なのだ。

自然のソコヂカラを、嫌というほうど感じる。

その自然のソコヂカラが今、、山賊キャンプのこどもたちの身体に流れる。




代表 辻だいち