わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

福島大学との縁

2014年05月16日 | 泰阜村が大学になる
東北の福島大学に行きました。

大学キャンパスに来るのは、3回目になるでしょうか。

この大学の教員が、私の高校時代の友人と判明したのが、東日本大震災後半年してからです。

その後、彼に呼ばれて講義でゲストスピークをしたり。

NPOグリーンウッドで進める、「信州山賊キャンプに招待するこどもたち」をサポートする学生ボランティアの情報提供に協力してもらったり。

信州ではなかなかわからない福島の現状を、多角的な視点から伝えてもらうなど、情報交換を進めてきました。

今回は、彼の研究室にコーヒーを飲みに来ました(笑)。

小1時間おしゃべりしたが、中心の話題は「美味しんぼ」に象徴される福島の現況の問題について、でした。

刈れと話すたびに、浅学な自分に改めて気づき、もっと勉強しなければ、と思います。

友が全国にいるのはいいことです。

またコーヒーを飲みに来よう、と思います。








そして、2人の学生さんとも会いました。

信州こども山賊キャンプにボランティアで参加してくれた学生さんたちです。

4年生になる学生さんは、今年のキャンプボランティア参加は難しいかな、ということ。

福島県内で就職するための活動中ということでした。

社会人になっても、キャンプに関わっていきたい、という声をもらえたのは、ほんとうにうれしいことでした。

2年生になる学生さんは、できれば今年もキャンプに参加する、とのこと。

友人や後輩などを誘って参加したい、という声をもらえたのも、ほんとうにうれしいことでした。


私の友人の教員が、教員の立場でボランティア情報提供するのもよいのですが、それよりも学生さんが口コミで紹介してくれるのがよい。

福島大学との縁がつながってから3年。

ようやく、よい形になってきました。

今度は、学生さんたちと、お酒を飲みたいと、思います。


代表 辻だいち


一番強いのだ

2014年05月14日 | 全国のなかまたち
福島県鮫川村にいます。


盟友の進士徹(しんし とおる)さんがいる村です。

山賊キャンプに参加したこどもたちがいる村です。

泰阜村少年野球クラブと交流試合試合をした鮫川村少年野球団のこどもたちがいる村です。



進士さんの家で、コーヒーを飲みながら、いろんなことを語りました。

共に話すことは、現況へのうらみつらみではなく、これからの未来をどう創るのか、という前向きな話。

前向きで生産的な姿勢は、次々と社会を変革するアイディアを産み出すものです。

少ない時間ですが、次への「縁」、見つけました。



鮫川村教育委員会にも立ち寄りました。

アポなしでも立ち寄って話ができる関係性が構築されつつあります。

ここでも、現況をマイナスにとらえることなく、プラスにとらえる話題ができました。




今回は、鮫川村の少年野球関係者とお会いすることはできませんでした。

でも、3月にお会いしたときには、「いつかまた再戦しよう!」と固く握手しました。

一昨年のこどもたちの交流試合は、最終回の引き分け劇。

まだ決着がついていません。

いつか必ず決着をつける! と、信州と福島の小さな山村が吠えるのもまた面白い。



この鮫川村の皆さんと、10数年つきあってきました。

放射線量はそんなに高くない村だけれど、この村にはこの村の悩みと葛藤がある。

それが、肌で感じるほど、わかります。

その声なき声に耳を傾けられるかどうか、その小さな心に寄り添えるかどうか、それが試されています。



また来よう。この鮫川村に。

また話そう。この鮫川村の人々と。

私たちには、それしかできない。

でも、それが一番強い。


代表 辻だいち


息づかい

2014年05月13日 | 震災支援:山賊キャンプ招待
福島県いわき市。

NPOグリーンウッドの主催する「山賊キャンプ」に、いわきのこどもが参加していたことから、いわきとの縁が始まりました。

2011年4月、私はいわきに足を運び、そのこどものご両親とお会いしました。

その年の夏、いわきから30名程度のこどもたちが、山賊キャンプに来ました。

往復のバス代は泰阜村が支出、キャンプ参加費は全国の人々の支援金、滞在中の食糧(野菜や米)は泰阜村住民が持ち寄り、無理のない疲れない構造の支援を形にしました。

そしてそれを、3年間続けてきました。


今日は、そのこどもの保護者が関わっている「なこそ復興プロジェクト」の事務所を訪問しました。

事務局の女性スタッフが丁寧に話をしてくれました。

いわきの実情、被災者の葛藤、NPOとしての運営と経営の悩み、個人的な想い、どんな未来を描くのか・・・。









なぜでしょう。

初めて会ったのに、もうずっと前から知り合いだったようなこの感覚。

私は震災後、30回以上、東北に足を運んできました。

回数は問題ではありません。

でも、やっぱり顔を会わせて、膝詰めで話をして、互いの息づかいを感じてこそ、相互理解が深まるものだと思うのです。

電話やメールやSNSで、簡単にやりとりできる今だからこそ。


常々思っている、支援よりは「支縁」。

支援によって生まれた縁を、支え合いによって豊かに紡ぎ、共に未来を創っていきたい。

そのかけがえのない人々が、このいわきにいるんだな、と強く想いました。



あいた時間で、いわきの海岸に行きました。

海の彼方に消えた命に、そっと手を合わせました。







今年もまた、いわきのこどもたちが山賊キャンプに来ます。

支援金を、今年も募ります。

ご協力をお願いします。


代表 辻だいち

最近

2014年05月11日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
この1ヶ月、東北の人とやりとりが多くなっています。


福島の人々は、NPOグリーンウッドが主催する夏の山賊キャンプに福島のこどもたちを招待してきた関係で。

いわき市のお母さんたちとは、キャンプのことや、学校給食のこと。

鮫川村の人たちとは、キャンプだけではなく鮫川村と泰阜村の交流や、少年野球交流のこと。

福島市の人たちとは、キャンプだけではなく、山村留学:暮らしの学校「だいだらぼっち」の受け入れのこと。

福島大学の人たちとは、キャンプをサポートする学生ボランティアのこと。



宮城の人々は、南三陸で牡蠣生産の復活に命をかける人のこと。

南三陸や気仙沼で、学校教育から地域自治を考える人のこと。

東北大学の人たちや、仙台のオヤジの会とも、いろいろな情報交換が。



今や、東北のあちこちに、私たちの仲間がいます。

泰阜村と一緒に歩んでくれる人々がいます。

私は震災後、30回は被災地に足を運びました。

そうやって初めて創られる縁があります。



忘れてはいけない、11日の日を。

来週、東北に行きます。



代表 辻だいち