先週、「あんじゃね支援学校」の会議がありました。
「あんじゃね支援学校」とは、村のこどもたちの体験活動(あんじゃね自然学校)を、村の大人があ~でもない、こ~でもない、と考えることを通して、大人が学びあう場です。
会議に先んじて、村のひとびと対象の研修会も実施しました。
講師は、くりこま高原自然学校(宮城県栗原市)代表の佐々木豊志さん。
佐々木さんは、泰阜村のひとびとも救援物資を送ったRQ市民災害救援センターの東北本部長でもあります。
3年半前の岩手・宮城内陸地震と昨年の東日本大震災の2度の被災を乗り越えて、東北の小さな地域がどのように立ち上がろうとしているのか、そして知られざる被災地の現状と葛藤、それらを熱く語ってもらっていました。
「他人事じゃない。自分事に」と震災支援を地道に取り組む村の人びとも固唾をのんで聞きました。
▼熱く語る佐々木さん
そして夕方からは、「あんじゃね支援学校」の本会議です。
支援学校が開催されて、かれこれ5年になります。
村の猟師から、学校教員、Iターン者、陶芸家、保育園職員、村議会議長、教育長、青年団、そして副村長まで、老若男女がこどもの未来についてゲラゲラ笑いつつ真剣に議論する場は、ほんとに素敵です。
「あんじゃね」とは、「案ずることはない、大丈夫だ」という意味の南信州の方言です。
こどもたちが「あんじゃねぇ」と過ごせる社会にするために、私たち大人が動くのです。
今年度の成果は、一言でいうなら、手を横だけでなく縦にもつないだことです。
村のこどもたちのために、村の人びとがまずは横に手をつないだ5年間でした。
そして今、村の保育園のこどもたちを野や川や森に連れ出す活動が始まりました。
村の小学校と連携して、学校の授業のなかに地域やNPOスタッフが入って自然体験活動をする動きが生まれました。
村の中学校の生徒を、村を流れる天竜川に連れ出し、川のごみ拾いボランティア活動を通して沖縄に繰り出すことも始まりました。
地域の高校生や短大生が、こどもちをサポートするボランティア活動に来てくれるようになりました。
村の青年団が、こどもたちの活動を企画してくれました。
「あんじゃね自然学校」を通して、さまざまな年齢層のひとびとが縦に手をつなぎつつあります。
村のこどもたちの体験活動を支えるために、村のひとびとが縦にも横にも手をつなぎはじめました。
それは、まさに泰阜村の暮らしの文化が持つ教育力を、取り戻す作業にほかなりません。
その教育力を、震災支援にいかそうと奔走してきたこの1年。
人口1900人足らずの泰阜村の人びとが、小さな力と知恵を持ち寄って、横にも縦にもナナメにも手をつなぎ、東北の小さな地域を支援してきました。
そして産まれつつある、東北の地域と泰阜村との縁。
この縁を豊かに紡がなければなりません。
「支援」は「支縁」
小さな地域同士が支え合いつつ、生産的に縁を紡げたならば、震災支援のみならず、これからの日本のあり方に、一石を投じるモデルとなると信じています。
まだまだやることがあるぞ~!
「あんじゃね支援学校」とは、村のこどもたちの体験活動(あんじゃね自然学校)を、村の大人があ~でもない、こ~でもない、と考えることを通して、大人が学びあう場です。
会議に先んじて、村のひとびと対象の研修会も実施しました。
講師は、くりこま高原自然学校(宮城県栗原市)代表の佐々木豊志さん。
佐々木さんは、泰阜村のひとびとも救援物資を送ったRQ市民災害救援センターの東北本部長でもあります。
3年半前の岩手・宮城内陸地震と昨年の東日本大震災の2度の被災を乗り越えて、東北の小さな地域がどのように立ち上がろうとしているのか、そして知られざる被災地の現状と葛藤、それらを熱く語ってもらっていました。
「他人事じゃない。自分事に」と震災支援を地道に取り組む村の人びとも固唾をのんで聞きました。
▼熱く語る佐々木さん
そして夕方からは、「あんじゃね支援学校」の本会議です。
支援学校が開催されて、かれこれ5年になります。
村の猟師から、学校教員、Iターン者、陶芸家、保育園職員、村議会議長、教育長、青年団、そして副村長まで、老若男女がこどもの未来についてゲラゲラ笑いつつ真剣に議論する場は、ほんとに素敵です。
「あんじゃね」とは、「案ずることはない、大丈夫だ」という意味の南信州の方言です。
こどもたちが「あんじゃねぇ」と過ごせる社会にするために、私たち大人が動くのです。
今年度の成果は、一言でいうなら、手を横だけでなく縦にもつないだことです。
村のこどもたちのために、村の人びとがまずは横に手をつないだ5年間でした。
そして今、村の保育園のこどもたちを野や川や森に連れ出す活動が始まりました。
村の小学校と連携して、学校の授業のなかに地域やNPOスタッフが入って自然体験活動をする動きが生まれました。
村の中学校の生徒を、村を流れる天竜川に連れ出し、川のごみ拾いボランティア活動を通して沖縄に繰り出すことも始まりました。
地域の高校生や短大生が、こどもちをサポートするボランティア活動に来てくれるようになりました。
村の青年団が、こどもたちの活動を企画してくれました。
「あんじゃね自然学校」を通して、さまざまな年齢層のひとびとが縦に手をつなぎつつあります。
村のこどもたちの体験活動を支えるために、村のひとびとが縦にも横にも手をつなぎはじめました。
それは、まさに泰阜村の暮らしの文化が持つ教育力を、取り戻す作業にほかなりません。
その教育力を、震災支援にいかそうと奔走してきたこの1年。
人口1900人足らずの泰阜村の人びとが、小さな力と知恵を持ち寄って、横にも縦にもナナメにも手をつなぎ、東北の小さな地域を支援してきました。
そして産まれつつある、東北の地域と泰阜村との縁。
この縁を豊かに紡がなければなりません。
「支援」は「支縁」
小さな地域同士が支え合いつつ、生産的に縁を紡げたならば、震災支援のみならず、これからの日本のあり方に、一石を投じるモデルとなると信じています。
まだまだやることがあるぞ~!
代表 辻だいち