住めば公園風田舎町

「住めば都」と言われるがわたしゃ田舎の方がいい。町全体が公園のようなそんな田舎町に住みたい。

390 「もしも、徐福が日本に来ていたら」 (63)

2007-06-25 23:18:07 | もしも、徐福が日本に来ていたら

まとめて読みたい方は、上の「もしも、徐福が、、、(カテゴリー)」↑
をクリックしてください。

目次は、ここをクリックしてください。 

390 中国の史書に現れる倭(2)
『晋書』

266年 - 倭の女王が晋に朝貢する(『日本書紀』の神功紀66条に引く晋起居注。
『晋書』武帝紀、西晋の泰始二年)。

日本については東夷伝と武帝紀に書かれている。
邪馬台国についての記述がある。

266年に倭人が来て、円丘・方丘を南北郊に併せ、二至の祀りを二郊に合わせたと述べられ、前方後円墳のおこりを記したものとされている。
太康10年(289年)の条には、「東夷絶遠三十餘國 西南二十餘國來獻」とあり、
絶遠の国が日本であるといわれる。


ウィキペディアに、上述のような記述があるが、ブルーの部分が晋書になかなか見つからない。

ついに、晋書を邦訳したものがネット上で見つかった。
漢籍訳出プロジェクト「漢々學々」
この武帝紀(訳出担当田中愛子)の中に、該当する訳文を見つけた。
十一月己卯、倭人が来てその産物を献上した。南北の郊外で円丘(註63)と方丘(註64)とを合し、冬至の祭祀(註65)と夏至の祭祀(註66)とを南北の郊外で合した。

これは泰始二年(266年)の項である。
註63  円い丘。南の郊外にあり、皇帝が冬至に天を祀る丘である。
註64  四角い丘。北の郊外にあり、皇帝が夏至に地を祀る丘である。
註65  南の郊外で冬至に皇帝が天を祀る祭祀。
註66  北の郊外で夏至に皇帝が地を祀る祭祀。

晋書は645年頃(唐の時代)に成立している。
266年晋を訪れた倭の使節は、円丘と方丘が合わされたのを見ている可能性がある。
そこで、皇帝が冬至と夏至に祭祀を行っているところを目撃している可能性がある。
それが日本の前方後円墳のデザインにヒントを与えているかもしれない。


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆっきんさん~こんにちは (guuchan)
2007-06-29 15:58:28
 綾羅木の考古博物館内にある若宮古墳ですね。
 この前方後円墳はこの場所に市内の他の場所から移設したものですよね。

 しかし、この土地が天(あめ)の領地として古くから存在していたものと思っています。

 この付近は、中世にも鎌倉の探題が置かれたりしていて、防衛上も重要な土地だったと思います。
 
 若宮はイザナギか帰っていったところではなかったかと思うのですが、若宮はあちこちにあるので、もっと一般的な名称だったかも知れません。

綾羅木、延行、伊倉、蒲生野、富任、有富等の地名は何か古の文献にでてきますか?

返信する
前方後円墳 (ゆっきん)
2007-06-29 09:28:11
綾羅木の郷台地に前方後円墳があります。
この側に山陰線の新駅が来年3月に出来ます。
時間があったら、この古墳を見てください。
綾羅木、延行、伊倉、蒲生野、富任、有富等の地名が近くにあふれています。
返信する
お気楽さんーこんにちは (guuchan)
2007-06-26 15:59:29
 はい、吉川英治の三国志、確か高校時代に読んだとお思います。
 面白かったですねえ。

 カンカンガクガクでは、曹操の側から見ています。面白いですねえ。
 
返信する
guuchanさん....こんにちは. (お気楽で--す.)
2007-06-26 14:30:01
ハィハィ お見事な 検索で 発見の カンカン.ガクガク....お見事です....
そうなんだ 三国志も ひもどかれてのだ....
イャイャ あっぱれは PCかも.....
又 遊びに 来ます.
返信する
かのこさん~こんにちは (guuchan)
2007-06-26 13:34:10
 良く知っているUnknownさんですね。

 一つ謎を追っていると、更に謎にぶつかり、追跡したいテーマが増えるばかりです。

 しかし、日本の昔に思いを馳せることで、中国韓国の昔を知ることになり、それによって現時も知ることが出来るように思います。

 今朝は晋の高祖編を読みました。面白かったです。
 ユリ、今朝開いた蕾でも切花の期間が長いと、匂いも薄れるかもしれませんね。

 
返信する
前方後円墳 (Unknown)
2007-06-26 10:56:57
guuchanさんこんにちは。
前方後円墳はそうやってで
出来たのかもしれませんね~。
成る程です。

ところで徐福伝説についてネットを
初めてひいてみました。

あちこちに徐福伝説があるのですね~。
その地によって不老長寿の薬草が違うのも興味深かったです。
その中には徐福は実在していると言われていました。
徐福は始皇帝から逃げてとも追い出された友色々に説があって面白かったです。
知らない世界に連れて行って頂い感謝しています。

今後も楽しみにしています。

今頂いたユリを玄関に飾っています。
昨夜凄くいい香りがしていました。
今は全然匂いません。
香る時間もあるように思います。
返信する

コメントを投稿