数日前から九十九里浜に大量のハマグリが打ち上げられているという。かなりの人がそれを持ち帰っているようなので、最初に打ち上げられたものが残っているのではなく、連日新たに大量のハマグリが打ち上げられているのだろう。その数を見ていると、そのうち九十九里浜でハマグリが取れなくなってしまうのではないか、と心配になるほどだ。たまたま見つけて数個拾って帰るならまだしも、漁業権の設定されている海岸にバケツや軽トラックまで乗り入れて持ち帰るというのはいかがなものかと思うが、もっと気になるのは何故それらのハマグリは打ち上げられたのか?ということだ。
映像を見ていると、砂が湿っている辺りでもハマグリが足を出して潜ろうとしている気配がない。アサリでもハマグリでも、砂の上に置いておけば足を出して砂に潜っていくものなのに・・・。要するに、かなり弱ったハマグリだと思われた。弱ったから打ち上げられたのか、打ち上げられる過程で波に揉まれて弱ったのか? 海水の温度が上がって・・という説明もあったが、結構沖の方のハマグリが棲息している砂の中まで大幅な温度上昇が起きるほどの海水温上昇だったのか? 解明にはまだまだ時間が掛かるだろうが、前代未聞の現象だけに、その原因が気になる。