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オリンピック:日本vsフランス

2024-08-04 | 日記
深夜にテレビでオリンピックを見ていた。先に見たのは柔道の混合団体戦・決勝で日本vsフランス。日本は3対1でリードし、あと一人勝てば混合団体金メダルというところで連敗。最後は会場全体にフランス国家の大合唱が響く中で、4敗目を喫して惜しくも銀メダルに終わった。
 さて寝るかと思ったが、何となく日本の敗けを見た後がすっきりせず、別チャンネルでオリンピックの中継を探す。そこで見ることになったのが、フェンシング・女子サーベル団体の3位決定戦。奇しくも、こちらも日本vsフランスだった。こちらの方は、途中でフランスに逆転されたものの、再逆転して最後はフランス国家の大合唱が響く中で、日本が決勝のポイントを取り見事に銅メダルを獲得した。
 同じ日に、柔道とフェンシングの団体戦で日本とフランスが対決し、どちらもフランス人観客の大応援の中、さらにラ・マルセイエーズ大合唱が響き渡る中での接戦となった事まで同じ。片やフランスが勝利し、片や日本が勝利した。そして面白い事に、日本のお家芸と言われる柔道ではフランスが、フランスのお家芸と言われるフェンシングでは日本が勝利した。
 柔道の日本チームにはフランスを上回る数の金メダリストが居たし、フェンシングのフランスチームには女子サーベル個人戦の金・銀メダリストが居たようだ。どちらもお家芸とする国が敗れ、熱心な選手強化により近年力を付けて来た方が勝利したとも言える。
 2つの国のそれぞれのお家芸を巡って、鏡に映したように逆パターンの演出をパリ・オリンピックは見せてくれた。柔道での結果は柔道をフランスに根付かせようと努力した日本人が居たことを思い出させるし、フェンシングでの結果は日本に招かれ日本フェンシングの強化・底上げに努力してきたフランス人コーチの存在を浮かび上がらせた。
 柔道では金・銀の争いで、フェンシング・サーベル団体の方は銅を巡る争いという違いはあるが、同じ日に、偶然にもこのような、「そっくり」で「正反対」の情景をテレビで見せられるとは、まったく想像もしていなかった。



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