愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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春の終わり

2021-04-30 | 日記

4月最後の日と言っても、いつもならまだ春が終わった気がしない。だが、今年は4月の終わりとともに春が終わったような気分になる。久々に近くの公園を周ると、すでに藤棚の花は先端の半分くらいが散ってしまっていて、近くの牡丹も終わり近づいていた。水連や菖蒲の花が咲さき、5月中頃の雰囲気だ。そう言えば、庭のサクランボも食べ頃を過ぎて萎んで来た。

 やはり今年は春も夏も早くやって来そうな予感がする。暖かくなるのが早くても、初夏から梅雨にかけてはどうだろうか? もし、初夏の五月晴れが長続きしてくれるなら嬉しいが、早い梅雨入りはあまり嬉しくない。何となく最近は頻繁に天気の予測が変わるようなきがして、先の読めない季節の進み具合が不気味でもある。コロナ禍の状況変化にしてもオリンピックにしても、これほど先の読めない年に、季節の進行まで読めなくなるとは。

 気象の仕組みも大自然の仕掛けも知らず身の回りの変化だけを見つめていただろう太古の暮らしを想像し、目の前の一日を生き抜くことの大切さを見つけた気持ちになる。しかし考えてみれば、それこそが人が一番に考えなければならない大切な命題だ。今の状況がずっと続くと思うのなら、続ける為の努力を一日一日欠かさずに続けなければならない。日々新たな努力を重ねなければ、描いた先の日々には辿り着けない。昔、山を歩いた頃に何度も再認識した「歩き続けなければ目的地には着かない」という大原則が、また蘇って来る。