奈良県には池が無数にあります。
と言っても純粋な野池ではなく、人工的に作った溜池ですね。
奈良盆地は無数の川が流れているのですが、
それでも水田用の水を確保するためには、
雨水をストックしておける溜池が必要という事なのだと思います。
また、盆地と言っても標高差がけっこうあるため、
川は総じて流れが早く、普段は釣りにならないほど浅いところがほとんどです。
ところでこの池たちですが、ほとんどは防護柵があって、
釣りをすることができません。
特に金魚の産地である大和郡山周辺の溜池は、
現在すべて釣り禁止なんだそうです。
表向きは子供を危険から守るため。
本音はマナーの悪いバサーを追い出すためという事でしょうね。
ちなみにぐっちゃんの自宅から100mほどのところにも良さげな池がありますが、
隣が小学校という事もあって当然のように立入禁止です。
そんなわけで野池で釣りをすると言っても、
市街地からかなり離れた山の中などの、
防護柵が無くて釣り禁止ではない池しか無理なんですね。
以前紹介した桜井市の野池も、
山奥でさらに公園化されていて、
釣りは黙認という感じなんだと思います。
前振りが長くなりましたが、ぐっちゃんの通勤路に、
防護柵がない、釣りができそうな小さな池があります。
近くに大きな河川は無く、タナゴがいるとは思えないのですが、
竿が出せるだけで価値がありますし、
いつか釣りしてみたいと思っていました。
何しろ毎日通っているところですから、超お手軽ですし。
これがその池です。
前から気付いていたのですが、ここ、魚っ気があるんですよ。
上の赤い矢印の水面の波紋は、すべて魚によるものです。
今回、近づいてみて初めて分かったのですが、
その正体は20cmほどありそうなフナでした。
ちょっと体高がありそうなのでヘラブナっぽくも見えますが、
おそらくマブナでしょう。
ヘラブナだったら、誰かがここに持ってきて放流したんでしょうね。
当り前ですが、フナを狙うわけではありません。
小物釣りです。
あれだけフナがいるわけですから、小物もたくさんいるのでは、という推測。
ポイントは唯一釣りができそうなこの一辺の、
一番奥側。
ここから水が排水され、用水路に流れ出ていくんです。
その周辺が一番魚がいそうだな、と。
わかり辛いですが、ポイントはこんな感じ。
水面まで少し高さがあるので、幸釣二三四のMax、140cmでチャレンジ。
しばらくはアタリが無くて、見込み違いかな、と思ったのですが、
少しずつアタリが出るようになって、
ついに釣れた、ミニマムなクチボソ(モツゴ)。
その後頻繁に当たるようになって、
サイズアップ、ダウンを繰り返しながら入れ食いに。
夕方のわずかな時間での検証でしたが、
おそらくクチボソを20尾以上釣ったでしょう。
小鮒の期待もしたのですが、これは釣れませんでした。
予想通り、タナゴはゼロ。
いつか釣れるという気もしませんね。たぶんいないでしょう。
というわけで、日の長い今の時期しかできない野池検証でした。
わずか30分ほどの釣りでしたが、
クチボソでも釣れると嬉しいですね。
今回はお手軽な近くでの小物釣りの話でした。
それではまた おやすみなさい
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