今週は日曜日に用事があったので、珍しく土曜日に浮いてきました。
天気はまずまず、風もそれほど強く吹かない予報です。
ただし、週中に通過した低気圧の影響で、東からの波が2.5mのち2mと高めの予報。
波の高さを心配して、出航を躊躇した人もけっこういたのではないでしょうか?
少々不安でしたが、日曜日に来れない以上、勝負をかけるしかありません。
現地に着くと、波やうねりがそこそこありそうな事が、出航場所からも伺えます。
それでも、いそいそと暗いうちから準備開始。
前週に比べ、ボートの数は非常に少なく、知り合いは皆勤賞男のタダノさんだけでした。
明るくなって、出航準備完了。
岸払いして入り江の外に出たとたん、けっこうなうねりが…。
うーん、これはやばいかな?
とりあえず、沖のジギングポイントに行ってみます。
ちょうど日の出直後で素晴らしい朝焼けです。
波はご覧の通り。
でも、沖に行ってもそれほど変わりませんでした。
うねりはありますが、外房の海としては決して大きな方ではありません。
むしろ、風が弱い分、秋の平均より釣りやすいぐらいでした。
水温は22.5℃、やや落ち着いてきましたが、気温が12℃くらいですから温かく感じます。
問題は潮で、大潮なのにほとんど流れません。
北東の風に押されるように、沖に向かって流されます。
潮が効いている大潮の日は、西から東へけっこうなスピードで流されるのに、
これはちょっとまずいんじゃない?
何度か目の流しで、スロージギングタックルに上層部でアタリ!
直後から真横に走ります。
これは間違いなく、あのデコッパチ君でしょう。
やっぱり・・・。
これは、先週に引き続き、シイラ祭りの始まりか!?
しかし、この後はシイラすら来ない静かな時間が続きました。
2時間半経過。
ダメです。ジギングに反応がありません。
さすがにここでジギングを一時諦めて、キャスティングを試すべくシャローへ。
FRPボートで2人でキャスティングをしている先客がいました。
一定の距離をとってこちらも投げ始めました。
ときどきFRPボートのキャスティング師をチェックしますが、釣れている気配はありません。
水深5mの激浅ゾーンから25mほどのゾーンまで、岩礁帯をくまなく投げまくります。
ときどき、投げジギングを織り交ぜながら、投げ続ける事2時間。
スロージグをチョイ投げしてしゃくり、フォールさせている時にアタリ!
一瞬ググッと引きましたが、すぐに力が無くなりました。
そこそこ重さがあるので外れてはいないようですが、生命反応が弱い…。
これは根魚ですね。
おお、これは嬉しい外道、高級魚のアカハタです。
尺をやや上回るサイズ。
釣り味はもう一つですが、とりあえずお土産にはなります。
我が家では、根魚の方が青物より人気があります(涙)
時合い到来かと思いましたが、後が続かず。
投げジギングもキャスティングも次の反応がありませんでした。
時間は既に11:00をまわっています。
干潮を過ぎて上潮に入ったところで、再びジギングポイントへ。
何度か流していると、中層やや深めでひったくるようなアタリ!
やたら横に走るので、またシイラ?と思ったのですが、
ソウダガツオのような微振動が手元に伝わってきます。
これは、うわさの・・・
この夏、外房を席巻したと噂のハガツオではないですか。
実はぐっちゃん、ハガツオを釣ったのはこれが初めて。
悩んだのですが、美味というネット情報を信じて持ち帰ることに…。
その後、次の流しで、さらに底近くでヒット!
ガンガンと首を振るので、最初はヒラマサ?いや真鯛?などと思ったのですが、
激しく動く割にドラグはチリッとも鳴りません。
巻き上げるにつれ横に走り始めて、またしても微振動…。
ちょっとサイズアップしましたが、55cmほどの、やっぱりハガツオ。
シイラにハガツオって、まんま夏の海じゃないですか。
ハガツオを2本持って帰っても、食べてくれる人はいないので、こいつはリリースしました。
これでジギングに見切りが付きました。
その後は別のキャスティングポイントへ移動し、ひたすら投げまくりました。
結局、13:45まで投げまくって、キャスティングではノーバイト、ノーフィッシュに終わりました。
一体、いつになったら秋の海になってくれるんでしょうか?
地元の漁師さんによると、漁師でもほとんどヒラマサが獲れていない、とのことでした。
うーん、厳しいですね。
昨年の今頃は釣れなくても、日に何度かはアタックがあったり、ボイルを見れたりしたんですが…。
使ったガソリンは8リットルくらいでしょうか。
今回は海上でこまめにエンジンを止めて燃費を稼ぎました。
持ち帰ったハガツオを刺身で食べてみました。
カツオというより、サワラのような食感で、身が非常に柔らかかったです。
味はサワラとマグロの中間みたいな感じかな。
個人的にはもう少し身がしまっていた方が好きですが、次女は気に入ってたくさん食べていました。
だんだん、もうヒラマサは釣れないんじゃないかという気になってきました。
でも、ぐっちゃんが釣るのを待ってくれている人もいますので、まだまだ頑張りますよ。
漁師曰く、
「いつも釣れちゃったらつまらないし、市場の価値も下がるだろ?」
その通りですね。
釣れないのもヒラマサ釣りの醍醐味?ですね。
それではまた おやすみなさい