楽しみにしていた「フォードVSフェラーリ」オクタン試写会で見てきましたよ。
堀江編集長と吉田由美さんのトークショーでは、映画の楽しみなどを。堀江さんは字幕監修をやられたそうです。いかに車を知らない人が見てもわかる言葉で短く書くかに気を配ったそうです。
本編の主役はやはり、ケンマイルズでした。はぐれものでビートニクなケン、彼を支える最愛の妻と第一の応援者である息子とのストーリー。
シェルビーとの友情、フィルレミントンもいい味出していたなあ。LAX(ロサンゼルス空港)内にあるシェルビーアメリカンだけに、空港内でのGT40のテストシーンが多く
夜の空港での走りのシーンが圧巻でした。
冒頭のシェルビーの回想シーンや初期のコブラでの勝利、このあたりの描き方が素敵で、ランスリベントローやブルモスポルシェのブルモスが出てくるあたりにニヤリとします。
V8サウンドが心地よく、テンポよく映画は展開します。
シェルビーが乗るのはいつもコブラ。コブラはやはり289がメインでその辺りのカッコ良い描き方も刺さりました。
GT40プロジェクト自体は、ディアボーンとFAV、そしてシェルビーアメリカンと話が複雑なのですが、その辺りはうまく端折って
ケンマイルズが開発した車として描かれていました。実際ケンの果たした役割は、GT40プロジェクトには計り知れないものがあったようです。
映画の中では66年のデイトナの勝利とそしてルマンがハイライト。
デイトナではホルマンアンドムーディーとの競い合い、そしてもちろんフォード上層部の圧力が常に映画の中の柱として扱われます。
エンツォの描き方もなかなか良かったですよ。
車やレースの展開は知っていて見ているのでつい頭で色々考えてしまいますが、何も知らずに見ても楽しめる内容になっていたと思います。
特にケンと息子の関係、交わす会話に心打たれました。2019年1月10日公開 僕も年が明けたら息子ともう一度映画を観に行こうと思います。
遅咲きのケンはJカーの事故で47歳で命を落とします。
ケンマイルズ 大好きなドライバーです。