一台の車

以前ちらっと描いた、数少ない自動車アートの作品集がこちらです。
1987年に出版された「一台の車」。写真集のシリーズの4冊目は当時大人気のイラストレーターの画集でした。


取り上げられているのは、
岡本博氏
岡本三紀夫氏
小森誠氏
鈴木英人氏
高橋唯美氏
BOW氏
松本秀美氏


BOWさん、お若いです。なんと当時40歳。脂が乗り切った頃で、代表作が続々。ものすごくうまいです。


こちらは中でも好きな一台。やはりコブラでしょう。


うちにバルン君もあります。小森さんは当時39歳。カー＆ドライバーの表紙が中心です。


とても素敵な色使いです。


なんと岡本さん、36歳です。あまりのうまさに脱帽です。このころ、JAAAの展覧会をブリジストンに見に行っていました。


ものすごい切れ味。うまい人はいつでもうまいんです。


当時人気絶頂の鈴木英人さん、38歳ですよ。


今見ても鮮やかなデザイン処理。当時英人さんの筆箱を使っていました。きれいですねえ。


松本さんは当時から別格です。ドライバーの表紙は素晴らしかったです。


大判できれいな画集です。

当時3300円。時代が違いますが、イラストレーターがとても光り輝いていますね。

これを見ていて打ちのめされるのが、松本さんをのぞく皆さんが、今の自分よりも年下で、既にキャリアを代表するような素晴らしい作品を編み出していること。
もっと精進しなければいけませんね。

この作品集は贅沢にもイラストの対抗ページがご本人の文章になっています。
文章は、やはりBOWさんと英人さんが抜群にうまいです。

残せる作品を紡いで行けるよう、毎日勉強ですね。