sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

GTA比較テスト

2010-06-12 14:16:21 | 模型
大昔に作ったグンゼとタミヤを引っ張り出して比較してみましょう。

まずはサイドライン。

タミヤ
T1

グンゼ
G1

ベルグ
B1

比較してみると、意外にグンゼがいい線行っていることがわかります。
やはりベルグが抜群で、タミヤは論外、デッサンが狂ってますね。
お尻は少し下がるように削っています。
タイヤのバランスもタミヤはおかしいです。
グンゼはサイドのラインなど、かなりヤスリで削って尻下がりにしています。前後も絞る方向で削り込んでいます。
タイヤもジャンクと変えています。

タミヤ
T2

グンゼ
G2

ベルグ
B2

顔の印象もグンゼはベルグに近いですね。ヘッドライトは一回り大きいものに変更し、あご周りを削っています。
タミヤはライトも何か軽い印象。全体にスカッと抜けて見えます。

タミヤ
T3

グンゼ
G3

ベルグ
B3

タミヤはルーフ、リヤウィンドウからトランクへと移るマスの解釈が間違っています。
グンゼはかなりお尻周りも削り込みましたが、なかなかいい感じになっています。

結論
ベルグはやはり素晴らしいですが、グンゼも磨くと光る玉としての資質を備えています。
タミヤはどういじってもボディはダメなので、シャーシやエンジンを使うと良いんじゃないでしょうか。

比較テストいかがでしたか?



コメント (12)
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1/24 TC BERG ALFA ROMEO GTA 1300 JUNIOR 完成!

2010-06-12 09:11:49 | 模型
休み休みで、体の調子も戻ってきました。
GTAもいよいよ最終段階。

A25
リヤはテールライトやエキパイ、ナンバーを取り付けます。
ライトはやはりメッキのパーツで、エキパイも同様のものが入っていました。
ナンバーはデカールを塩ビ版に張りクリヤーを吹いています。

A26
ワイパーもキットのもので、
メタルにメッキがかかったアームに、エッチングのブレードを組み合わせます。
アームが少しごついですが、雰囲気は悪くありません。

A27
ウィンカーもメッキのメタルパーツ。
クローバーの下のプラークはエッチングです。水性クリヤーで固定しました。

A28
そして、GTAの特徴のドアハンドル。
キットのものはごつかったので、虫ピンの頭と足を使って製作しました。

A29
これにていよいよ完成。

A30
このまろやかなラインはやはりジュリアそのものですね。

A31
リヤシートも付いているので、街乗りプラスα仕様で仕上げました。

A32
丸いけど四角い、素晴らしいデザインはジウジアーロ10代の作品です。

A33
サイドのバランスもいいですね。タイヤやホイールの感じもいいです。

A34
シンプルですが、ディテールが模型映えしますね。

A35
同じシリーズのTIスーパーもそうですが、全体はシンプルでがっしりとした作りの中に、繊細なディテールをエッチングで入れるスタイルはいいですね。

A36
やはり模型はプロポーションが基本ですね。きゅっと締まった感じは絶品です。

A37
見る角度でもイメージが変わります。
前後が絞られ、下側もボートのように丸められているので、そこのニュアンスが大事です。

A38
やはり段付きは顔が命。顔がよく見えるアングルが映えますね。

A39
顔のイメージはとても良く表現されています。いい面構えですね。

A40
やっと満足の行くGTAを作ることが出来ました。

A41
SZやTZ、TIスーパーと、この頃のクラシックアルファをそろえることが出来ました。
それらがレジンでそろったいい時代があったのですね。

A42
体調は崩しましたが、なんとか復調して完成させることが出来ました。

A43
これで製作記は終了です。どうもありがとうございました。



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