Sydney Yajima


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地震について 思うこと

2011-08-14 10:28:59 | Weblog
今回の、東日本大震災が、人工的に起こされたものだと 唱える人がいる。
私は、何度も言うようだが、そうは 思わない。
科学的に、実証されたり、あるいは、どこかの国がそういう兵器を持っていて、使用できるということが はっきりと分かった上でその国が、そういうことを 「やった」と認めるまでは、軽はずみなことを、言うべきではないと思う。
そういうことを言う人は、そのことで、社会的に注目を集めて、自分の利益になるような 講演を行っていたり、いかにも世の中のためになっているかのような 「先生」と呼ばれるようになっていたり、あるいは とんでも本を出版して おもしろおかしくそういう「新事実」とやらを、書いて金儲けにしている。
日本の少し教養のあるひとならば、そんな彼らの話を信用したりはしない。

しかし、そういう事を言う人がいるということは、別にそれはそれで、あっていい。
ただ、彼らがメジャーにはなることはないだろうし、彼らは、貧弱な思い込みと偏見で凝り固まっていて、目が見えなくなっているだけである。

もっとも、彼らの思い込みには、それなりの理由もある。
この点からいえば、私も 彼らに、同情したいと思う。

例えば、ビンラーディンの暗殺をこともなげに、アメリカは行った。
随分前から、私でさえ、ビンラーディンがパキスタン北西部に潜在していることは 友人から聞いて知っていたし、逆に いつでも殺せるビンラーディンを生かしておく理由はなんだろうか?と思っていたほどだった。
それは、政治的に彼を生かしておくことで利用したいと考える勢力がいたはずで、その連中が 何かを企んでいたということが、いくつかのレポートで、それなりに理由付けできているからでもある。
また、彼を殺すことで、9・11に決着をつけようとしていたことも事実である。

アメリカの行うことに限らず、世界は謀略があちこちに張り巡らされていることは、確かに事実だ。

日本はとてもユニークな位置にいる。
例えば、ブルームバーグや、エコノミストなどから聞こえてくるニュースは、日本にも当然入っているが、それらは、英文文化の賜物であり、世界の一方の情報でしかない。
もうひとつは、中国・・・これは世界のもう一方のニュースで漢字文化の賜物であり、日本はこのニュースも享受することができる。
アメリカ、イギリス、ヨーロッパはおおよそ表面しか知りえない情報を、日本は さらに掘り下げて 理解することができる。

実際 日本の輸出額は 中国への依存を高めているし、尖閣諸島以降、中国を悪く言う人やマスコミの一部も、その経済活動の枠組みの中で言わなければならないことは、自覚しているはずだ。
経済の動きは、とどまることなく、継続し続ける。

今回の地震について、様々な意味づけをしようとしている人も多くいるし、もしかしたら、私もそういうことを考える詩人のひとりなのかもしれないが、掘り下げて言えば、そんなことをすること自体が 無意味なのであって、要するに、1地震が起き 2被害が大きく、3今後立ち直らなければならない。という三点だけだと言うこともできる。

単純に考えれば、それで良い話を、誰かのせいにしたり、あるいは、意味不明の意味づけを考えたりして、あっちこっちへ方向性を撒き散らす必要は ない。
プラクティカルに考える人間ならば、無言で、まず、道路を通し、物資を運び、新産業の育成のみを 行うだろう。

このプラクティカルで、ドライな考え方から さらに傍証的な観点から今後のことを考える。
一旦、すべての感情、それに 情緒や まして死者への追悼などというものを、置いておこう。
その上で、考えてみたい。

此処まで長々と書いてきたが、結論から言うと 年内・・・早ければ9月中旬ごろに、少なくとも 津波を伴う大きな地震がくる可能性がある。
うんざりさせられるが、地震の核になる部分は徐々に南下しており、今後もその傾向は続く。
そうすると東海もしくは南海が一番 可能性が高いが、当然 東京の直下型も考えられる。
日本は、例えて言うならば、スプリングのバネを引っ張った状態になっているのである。
今回の東日本大地震がかすんで見えるほどに、次の地震が大きくならないという保障は今のところ、誰にも出来そうもないのである。
あえて、「もうたくさんだから」という自分の都合にあわせて地震が来たり 来なかったりということはないことを、もう一度告げておく。
前にも 書いたとおり、「これでもか」「これでもか」と次々に襲い掛かってくる。

各個人でできることは、まず、逃げ道の確認。
荷物になり過ぎない程度に、数日間の生き延びられる程度の食料と水。
などなど、基本的なことを用意しておく。

国のするべきことは、原子力発電所の総点検。さらには、避難用の物資のたくわえを増やすこと。
まだまだ、安心できる段階ではない。



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