Sydney Yajima


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料理と離婚

2009-10-04 19:39:13 | 世界情勢
イギリスには、料理と言う文化がない。
言い切ってしまって、大丈夫か?
と言う心配さえない。

ローストビーフ?
フィシュ アンド チップス?

あんなものは、焼いただけで 揚げただけだ。
かつて料理人であったという自負を持つ、私に言わせれば、あんなものは料理じゃない。大体、レストランであんなものだけでやっていけない。
イギリスには他にたくさんの文化があるのにもかかわらず、まともな料理が存在しない。最近になって、様々な国の料理を取り入れて新しい文化を築く試みをしているが、本来の伝統的な料理は持っていない。

これは、軽くみてはいけない。

例えば 日本には日本料理があり、韓国には韓国料理、中国、ベトナム、フランス、イタリア、アラブ、インド、メキシコ、スペイン、料理のある国は、家族を大事にする文化も同時に育んできている。

料理と家族 ひいては離婚率も重要な関係があるのだ。

家族がそろってご飯を食べる習慣がある場合と、ない場合だと、どちらがより幸せであろうか?

サザエさんをはじめ多くのテレビドラマにも共通しているのは、一緒に食事をするということが 必ず重要な描写のひとつになっているということだ。
いまさら 改まって言うべきことではないかもしれないが、多くの日本人が、お金を貯めたいとか、海外旅行に行きたい、あるいは家を買うためのローン返済などのために、食事を家族ですることを犠牲にして仕事をしている。

家族との食事を犠牲にすることは、幸せになれるということなのかどうか?

一匹狼というけれど、いかにもそれが孤高を守る かっこいい イメージで語られることが多いかもしれないが、実際の狼は集団で狩をする。一匹狼は集団の中で生きられない はみ出しモノで、強くもなんともない。集団で 組織的に戦う相手にかなうはずもないのである。

だから、私は決して一匹狼になったことはない。
家族を大事にするし 友人も大切にする。

寂しいということは、死ぬよりもっとつらいことなんだ。

どうだろう?
誰かに おいしいものを作ってあげてみては?
そして、一緒に食べてみたら?

私は、悪い考えではないと思うよ。

和とはノギ偏に 口。
家族もその最小単位の 夫婦も 一緒にご飯を食べることを 軽視していたら、その夫婦も 家族も いつか持たなくなる時がくる。

イギリスやアメリカが離婚率が高く、日本も戦後離婚率が上がってきているのは、ご飯を作って一緒に食べる家族が減ってきたからじゃないか?



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