原子力技術者

日本の原発が止まることが、かなり現実的になってきている。
経団連がどれほど　策を練ろうとも、国民の嫌原発の風潮はとどまることを知らない。
ただ、ここに来て問題が出てきている。
電気が足りないということではない。

原子力技術者たちの、再就職だ。
原発が止まれば、彼らの多くはメンテナンスや、あるいは、今後の管理に回されるが、それでも余剰人員が出てくる。
高学歴で、しかも、高い知識レベルと経験を持っている彼らを、欲しがっている国は多い。

筆頭は、北朝鮮。韓国。それに中国だ。さらには、イランなど、今後核開発を進めていきたい国にとっては、垂涎ものの人材である。
しかし、アメリカは、この人材が、敵国へ流出することだけはなんとしても食い止めたい。そのために、再稼働の圧力を表と裏から日本政府にかけてきている。

だが、日本の国民がNOと言い始めていることで、アメリカはやや、作戦を変えた。
この核技術者たちを、そっくり、アメリカに移住させてしまいたいと考えたのだ。

閑職を与えて飼い殺しにするか、あるいは、本当に重要な研究者で邪魔なのは殺してしまっても、イランに渡られるよりはマシだ。
だから当然、彼らのリストを作成し、今後　それぞれの行方を見極めようとしている。