Sydney Yajima


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4月27日

2017-04-20 05:49:23 | 政治

まことしやかに、4月27日説というのが独り歩きし、それが、Xディーであるという観測を生み出し、さらには新月で闇夜であることが米軍にとっては有利に働くという尾ひれまでついた。

また、別のある評論家は5月の大統領選挙が韓国で行われる前に戦争が起こる。

なぜならば、韓国の選挙に少なからず影響を与え、今の 親北融和策を考えている文候補などが、票を獲得しずらくなるだろう。というもっともらしい注釈までつけて話している。

 

トランプのやりたいことは、いわゆる危機と大騒ぎであり それが、米国にとって金儲けになればいいのだから、なるべく大騒ぎの視聴者にチケットを買ってもらい、興行が成功すればいいのである。

それは北朝鮮も同様で、貧乏で何のとりえもない貧相な国にこれほど世界が注目してくれることは、ありがたい名誉なことであり、しかも、中国と米国を手玉に取って、自分たちはバランス外交をしているという自負さえできるのである。

つまり、トランプと金正恩は 図らずして WINWINの関係が構築できたのだ。

危機によって、米国はより有利に日本に対して働きかけができるのであり、FTAや武器輸出の話し合いもスムーズにいく。

貧弱な韓国にモノを売るつもりなど初めからなく、さらに、脅しを十分にかけることで、崩壊寸前の中国にさえ、プレッシャーをかけて、有利な条件を引き出すこともできるわけだ。

中国の場合は経済崩壊後、いかに米国が利権を得るかが、重要なのであって、それは、台湾利権であったり、香港利権であったり、あるいは新たに上海利権も加わるかもしれない。

また破たんした中国の銀行を、話し合いによって再建させるために有利な条件を得るための橋渡しをすることもでき、それは多くのファンドたちの触手を動かすことに他ならない。

 

こういうふうに、チケットはうまく売りさばくことができるのである。

もちろん、危機を作る上で注意も必要だ。

それは、プロレスの中でも流血の試合になり、時には死亡するレスラーが出てくるのと同じことだ。

荒々しい興行であることは間違いはない。

従って、十分な準備と入念な想定条件を割り出したうえで、ゲームは進めなければならない。

 

トランプ大統領ひとりで、図っているゲームだとは私は思ってはいないが、彼無くしてももできないゲームだろう。

やはり優秀な男であることは、間違いない。

しかし、アジア人というのは哀れなほどに馬鹿だ。

お互いが食い合いをすることは、あまりにも愚かなことだ。

まるでネイティブ アメリカンが滅んでいった歴史を彷彿とさせる。

どうか、戦争は起こさないことを祈るばかりである。

私は自分の無力を感じつつ、今日の筆を閉じる。