Sydney Yajima


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中国の底

2016-07-26 22:13:40 | 政治
今回のASEANの会合で、南沙諸島についての中国非難が回避されたことで、中国は胸をなでおろしている。
ASEANで中国側についたのは、わずか ラオスとカンボジア あとは日和見か、反対であった。

そもそも、ラオスやカンボジアを馬鹿にするつもりはないが、彼らにどのくらいの、政治的、経済的な影響力があるか?
ということを念頭に、世界地図がパワーバランスで動いているという厳然たる事実を考えるに、その小さな吹けば飛ぶような国に頼って胸をなでおろしている中国は、もはや、大国ではないと断言できる。

実際には、12億もの人口を持ち、世界第二位の経済大国であるはずの中国の外交が、右往左往しているようにしかみえない。

米国、日本、そしてオーストラリアまでもが、対中国という共同戦線を張っている現状だ。


こういうときに、韓国はリトマス紙となる。
彼らの政治感覚は、欲も悪しくも鋭い。
決して、うまいというわけではないが、ジャイアンを探し、うまくスネ夫になることができる嗅覚というのは、世界一だ。

その彼らが、THAADを配備する。
思い切った選択だ。

だが、示唆する意味は小さくはない。