Sydney Yajima


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中国の経済事情

2016-07-30 00:16:23 | 経済
中国が、今のままL字型の経済指標で向こう20年進むのは、世界経済にとって、ありがたいシナリオだ。
中国政府も、新しい成長目標として、今までの急カーブから、スローだが、ステディな成長を望むと考えている。
例えば、成長率が2%程度であっても、全体のパイが大きいので、十分に世界経済のエンジンとしての役割を果たすことができるというものだ。
それを大相撲で例えれば、横綱ではないが、毎回コンスタントに勝ち越しを決める大関のようなもので、場所を盛り上げるのには、必要不可欠な存在だ。

だが、果たしてうまくいくだろうか?

中国政府の現在があるのは、香港返還にともなう経済効果が大きかったためで、香港から流れ込んできた外資は、瞬く間に、中国の発展のための原資へと化けたことを振り返ってみよう。
そのことを、中国共産党はあまり言わないが、彼らはよくその経験を知っており、味わった美味を忘れずにいる。

中国共産党にとって、次の香港にあたるのが、台湾だ。
したがって、一つの中国という原則論をふりかざし、どうしても、台湾を手に入れたいと考えている。
台湾を手に入れると、向こう二十年は安泰に成長できるからだ。

しかし、台湾は強硬姿勢を崩していない。
アメリカも台湾を手放すわけにはいかない。
目と鼻の先にはグアムがあり、日本にとっては沖縄がある。

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