Sydney Yajima


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本当にお互いを良く知らないんだ

2012-01-11 00:22:18 | Weblog
捕鯨問題で、オーストラリアと日本が揉めている。
捕鯨問題の中で、どの種類の鯨をどのくらいとっていいのか、よくないのか、は、水産庁の発表だけで、一方的に日本人は信じているが、本当は、かなり減っているかもしれない。
特に、放射能汚染でやられている可能性もあり、人間とおなじ哺乳類である鯨は、どれほどの影響を海水の中で受けているのか、本当のところは、誰にも分からない。
そんななか、アホなオーストラリア人が三人日本の船に乗り込んできたという事件が起こったわけだ。
もちろん、三人はジュリア ギラード首相が日本側に謝らなければならなくなってしまったほど、愚かで、おっちょこちょいで、どうしようもない奴らだったが、彼らは、海底少年マリンをみて育った世代で、そしてそのアニメが純粋なオーストラリアのアニメだと信じていたりする。が、実際は日本人が作ったと聞いては、「うそをつくな」と言うのである。
ガムをかんで、酸素を口から取り入れて、イルカに助けられて、世界の海をブーメラン(オーストラリアの原住民 アボリジニが発明した)を投げて守るというのだから、オーストラリアのカルチャーそのものの、元を作ったと言っても過言ではないほど、このアニメはオーストラリア人に、大きな影響を与えている。
しかも、繰り返し 繰り返し なんども吹き替えで朝からやっているのである。

ネタのように聞こえるかもしれないが、事実であることを言えば、先日妻と 大笑いしたことがある。
ノース ショアー ロイヤル ホスピタル (病院)の隣には、カフェがあり、そのカフェの名前が、ZOUKI という。
ZOUKI とは臓器にも聞こえるし、それが、 病院の隣にあるのだから、面白い。

そういえば、以前神奈川の 橋本近くの アルプスというスーパーマーケットに行ったら、その横に、ハイジという名前のお好み焼き屋があったが、あれは狙っているな。たぶん。

まあ、ZOUKIが狙っているかどうかはともかく、ブラックジョークとしては 面白い。

そんな感じで、オーストラリアと日本は言葉も違い、文化も違い、そのどちらに自分が より近い感覚を持っているのかが、それぞれの人にとって大切なことであるのだろう。だから、「おまえは間違っている」というところから始めるのは、そのアプローチそのものが、「間違っている」のである。それは、どちら側からみても 同じで、大事なことは、どうやって、相手を屈服させるかということよりも、どうやって、お互いの間に 融通できる範囲で理解しあえるかというアプローチではないだろうか。
もちろん、日本には日本の言い分があり、オーストラリアにはオーストラリアの言いたいことがあるので、その間をどこに中間点として設置するのかと言われれば、それは難しいことだ。
裁判に訴えるというオーストラリアの方針は、日本にとってはむしろ歓迎すべきで、その中で、きちんと決めてもらおうではないか。

日本と韓国の領有問題も、裁判で国際司法のもと、きちんと決めてもらえばいいというのと同じことだ。
争うことは、銃や脅しや命がけで行う方法ではなく、より文化的な方法で話し合うことが、大事だろうな。