Sydney Yajima


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愚かな行動とは 何だろう?

2011-11-20 21:34:32 | 政治
原子力発電所の危機管理について、日本と欧米の根本的な違いは、なんだったか。
それは、日本においては、事故が起きないように最大の努力をすることが危機管理であり、欧米では最悪 事故が起こったときにどうして人命の損害を最小限に抑えるかが、危機管理であると言う点だ。
つまり、日本では、事故が起きないように最大限の努力をしているから、「事故は起きない」のであり、したがって、事故が起きたときの想定は 「不必要」なのであったわけで、そんなことを持ち出すと 「なにをごちゃごちゃ言ってる?」と馬鹿にされたのである。
しかし、事故は 起きた。
そして これから多くの人が、何の罪もないのに苦しみ死んでしまう。

それも、たかが電気のためである。
そう、フクシマに人間が住めない村をいくつも作り、人々が苦しんでいるのも、これらはすべて たかが電気のためであった。

人間の行動とは 実に愚かだ。

それは、一番 起こっては困る 厭なことがあると、「そんなことは起きない」ことにしてしまうことで、安心を得ようとすることだ。
ちょっと気の利いた人なら、保険に入るということをするが、実際に保険は、すべての損失をカバーしてくれることはない。

ここで、私はあなたの心の中を言い当ててみよう。

今、これを読んでいるあなたの心の中だ。

あなたは、不安を感じているはずだ。
その不安の中身は具体的には、分かっていないが、しかし とても不安なはずだ。
無理やり 「そんなことは起きない」ことにしてしまって、今夜も寝ようとしている。
だが、あなたの心の不安は、簡単には消せない。

今ほど不安なことは、人生の中でなかったはずだ。


直視 してみよう。
不安は的中するかもしれないのだ。
それは、さらに来る大きな地震かもしれぬ。
あるいは金融崩壊かもしれぬ。
あるいは、もっともっと 思いもつかない恐ろしいことが待ち受けているのかもしれぬ。
だが、告白すれば、私もあなた同様に 不安なのだ。

今のような時代は、かつて なかった。

どんな経験則にそっても、当てはまらない時代だ。
ある日 価値観が がらりと崩れてしまう。
そして 何もかもなくなってしまう。
そんな 不安だ。

私は、何を始めようとしているのか。
それは、私の家族のための、守りしかないと考えている。
さまざまな行動をすでに 始めた。
それは、シドニーの北部のある山で、自分の家を買った。
そこで、いざとなれば、篭城できるような準備を始めている。
異常な行動ではある。
自分でも 徒労になるかもしれないくらいのことは、分かってはいる。
いや、むしろ 徒労であってほしいと願ってもいる。
しかし、どんな場合であっても、私は子供たちを守らなければならない。
この徒労こそが、父親として 今の私にできることだ。

もし、私が日本に住んでいたなら、どうしただろう・・・
おそらく、すでに関東や関西という都会は 離れているだろうと思う。
高知に帰り やはり同じようなことをしていただろう。

逃げることは、卑怯でもなければ、臆病でもない。
とても勇気のいる挑戦だと思う。
生きていてこそ、陽の目も当たる。
子供たちのために出来る選択は、かわいい奴らを まず 死なせないことだ。


死んでしまったら、どんな後悔も先には立たない。

そのためには、お金、資産などの損失など 私にとっては 本当に どうでもいいことだ。
そんなものは、いつでも取り戻せるからだ。

そう思うのだが、お金や資産を損失覚悟でする私の行動は やはり愚かなのだろうか?
お金は、何を買ってくれて 何を贖ってはくれないのか、私は分かっているつもりなのだが・・・


東京大学 大橋教授

2011-11-20 01:26:51 | Weblog
東京大学の大橋教授のプルサーマル討論会のリンクが消されていたので、ブックマークに、アップした。
かつてのさまざまなそういう動画を、「誰か」がリンク先を消すので、私はこれからもネチネチと アップし続けようと思う。
消されたら、また別のどこかにアップされてくるであろうから、またリンクする。
こうして、ネチネチといつまでも、原子力村の人間が一番嫌がるであろうことを、私は続けるつもりだ。
もちろん、この読者の皆さんの中でも、同じような動画を見つけられたら、私に教えて欲しい。
私たちの戦いは、インターネットで一人でも、多くの人に知ってもらうことでしょう。