Sydney Yajima


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首相を変える理由・・・

2011-07-09 18:33:55 | 政治
私には分からないことがある。

管首相の、行動や言質には、問題があることは 分かる。
そのことについて 議論し、あるいは修正をすることならば、重大だし、すぐにでも行うべきだ。
しかし、いまのところ、管首相の、一体、どの部分が議論するべき問題で、それらのどの部分を、如何様に修正するべきなのか という議論は聞こえてこず、管首相そのものがいけないから、やめさせるという話ばかりだ。
管首相が、いけないとか、顔が悪いとか、態度が悪いとか、そういうことは、震災の救済というよりも、情緒的な話である。
日本人の特徴として、情報交換よりも 情緒交換を好むということを、アメリカのマネージメント心理学によると 的確に指摘している。
つまり、日本人にとっては、情報を合理的に処理してよりよい選択を導き出す科学的態度よりも、まず 好き嫌いから相手とのフィーリング しいては、西洋人には到底理解できない 空気が読めるとか読めない という曖昧かつ、非科学的でおおよそ立証の難しいものが、主要なものさしになって、物事を決定する。

今、管首相が責められるべき問題点は、
1、被災者の今後の生活と雇用を、どのくらいの期間で、どのくらいの量を確保するか
2、現在も、放射能を撒き散らしているであろう福島の現状を、本当に、計画通り修復できるのかどうか。もしできるなら、その段階でどの程度の被害が出るかを予想し、そのための必要な補償や資金準備を国会に通す必要がある。もし、できないならば、なぜできないのか、を国民に伝えるべきだし、また代替計画をしなければならない。ただ、頑張りますとか、目標を到達するべく努力します という精神論は、不要である。
3、今後の再生エネルギーのことを議論するのは、いい。しかし、産業として、どのように、それまでの期間を耐えることが出来るのかという議論が必要である。そのためには、どうしても火力発電がつなぎ期間に必要になるので、石炭、石油、の今後の上昇を産業省とともに、推計しなければならないし、またそのための緻密な計画を立てなければならない。再生エネルギーはいまのところ、絵に描いた餅で、不安定な要素がたくさんある。そのため、向こう、何年間で、何ワット到達する計画をするために、R&Dにどのくらいの費用をかけなければならないのか、また各家庭に普及させたいのであれば、そのために、必要になる補助なりあるいは、減税なりをして、より各家庭の人々が再生エネルギーをしやすくするために、ハードルを下げるどりょくをしなければならんはずだ。

もちろん、他にもたくさん課題があるが、この課題をクリアーしなければならない管首相を、今の段階で、辞めさせることを主眼にしている自民党もどうかしているし、民主党も議論の焦点が合っていない。

まずは、この三点の問題を、科学的、かつ 論理的、傍証的な見地にたって、早く解決しなければならない。
マスコミも一緒になってこのための解決をしなければならないはずだし、それこそ、日本国民がこぞって、参加して解決しなければならない問題だ。
首相ひとりで、なにができるものか。