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ねがうこと、ゆだねること

映画『誰も知らない基地のこと』続き

2012-04-15 | 映画
昨日書いた、ドキュメンタリー映画
『誰も知らない基地のこと』で教わった
歴史上の事実を二つ。



その一。アイゼンハワー大統領が
産軍複合体の危険性について初めて
言及した大統領だということ。


1961年1月。テレビでの辞任演説で。

軍事産業の発生と必要生の認識。
深刻な将来的影響についての理解。
軍産複合体による不当な影響力獲得の排除。

全文は英語はこちら日本語訳はこちら

この懸念はそのまま現在に至るまで
膨張を続ける。なぜだろう。



その二。アメリカ独立宣言 (1776年)において、
イギリスを非難し、アメリカに独立する大儀が
あることを宣言するものだけど、イギリス駐留軍
の存在を非難している。

「我らのうちに大規模な軍を宿営させる」駐留軍を
非難していたのに、戦後他国には駐留軍戦略を拡大して
いくのはなぜなんだろう。


全文に目を通したのは初めてやね。

「その兵がこれら諸邦の住民に対して殺人を
犯しても,みせかけばかりの裁判をすることに
よって処罰を免れさせる」(同宣言)とイギリスを
非難したのに、駐留する相手国の国内法(沖縄の場合
なら日本の法律)で裁かれないのはなぜだろう。

アメリカはインディアンという先住民の正義を
認めなかったことがトラウマになっていて、
自分が100%正しいという正義病になっている、
と岸田秀さんが指摘している(『アメリカの正義病
イスラムの原理病』)

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