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ねがうこと、ゆだねること

松尾スズキ初監督「恋の門」

2013-09-04 | 映画
明日、松尾スズキさん作・演出「悪霊」を観に行くから、
彼が初監督した映画「恋の門」(2004)をDVDで観たこ
とを書いておくね。

原作は羽生生純さん「恋の門」。 タッチもディープなら
扱ってるマンガも、コミケ系、アート系とディープだけ
ど小ネタ満載。



松尾スズキさんは、この漫画好きなんだろうし、劇団「大
人計画」を旗揚げする前は漫画家を目指していたから、撮
りたかったのか、撮れると思いはったのかも。

自称漫画芸術家=松田龍平さんと元売れっ子漫画家=
松田スズキさん、サブカル系漫画家でOL=酒井若菜さん
の三角関係が軸にサブカル系シーンを背景にテンポよく
進む。



松田龍平さんは貧乏で童貞だけど志は高く(大竹まことさん
演じるお父さんが保守的な画家で反発してる)、売れない
漫画家っていうより美術系大学出の現代アーティストって
感じ。



気位高いんだけど、酒井若菜さんのかわいさに、溶けて
しまったり、離れようと旅にでたりする役どころがお互い
いい。ほんと酒井さんかわゆくって熱演。

松尾スズキさんは、マンガ家を引退して凝ったマンガバー
の店主って役。「あまちゃん」のアイドルカフェの店主を
ここで先取りしてたってわけw



ちょっと引いた覚めた傍観者なんだけど、酒井若菜さんに
恋とマンガへの情熱を覚醒させれる役どころが面白い。

コミックマーケットの場面に安野モヨコ・庵野秀明夫妻、
しりあがり寿さんがでてるのは見なおしてわかる。原作者
の羽生生さん本人も出演してるそうだけど、どの人かわか
らんちゅうにw

忌野清志郎さんが、松田龍平さんの下宿の同居人として、
3回位登場するのも、懐かしく、嬉しい。ミュージカルみ
たいにみんなが踊るシーンのギター役でも登場し、エンデ
ィングの「恋の門」も歌う。

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