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ねがうこと、ゆだねること

ノルマンディー上陸作戦・70周年

2014-06-07 | 歴史
6月6日は第二次世界大戦でのノルマンディー上陸作戦開始の日。
今年は70周年で、
欧米から退役軍人や首脳達2000人がノルマン
ディー海岸に集まり式典を行ったことが、多数報じられている。

毎年開かれているそうで、過去の敵と共存の未来を模索して再び
悲劇的な戦争をしないことを確認しあう場だそうだ。極東ではこ
のような式典が開かれているだろうか?心に強く残ったことを書
いておくね;

1,兵士の平均年齢が19歳

当時の兵士のうち、どういう人達が集まったんだろう。平均年
齢が89歳となるわけだから、亡くなった方も多いだろう。何度
も来た人もいれば、初めて来たという人もいることが胸をうつ。
来たことのない人、式典には興味ない人、さまざまありそう。

どうして、そんなに若い兵士だったんだろう。兵役は若者に招集
されたんだろうか?それとも今のアメリカ軍の様に、確実な仕事
人として地位を確保する前の若者の仕事口だったんだろうか?

2,墓地

英米独波など各国の墓地がノルマンディーにあるそうだ。棺が空輸
されるという記憶もあるから、本国にも墓地があるのかも。



カンという町にあるアメリカ軍戦没者墓地には、9387名の埋葬者
1557名の行方不明者を葬っているそうで、併設する歴史記念館に
は遺品も展示されている。

ドイツ兵士の墓もカンにある。式典の日もひっそりとしていた。

3,ノルマンディー上陸の再現

現役兵士によって、当時の再現パフォーマンスが行わたことにも
驚く。当時の兵士にとって、見たいのものなのかもしれないし、
見たくないものなのかもしれない。




生き残ったこと、戦死した仲間のこと、戦争後のことなど、どん
なことを考えて見てたんだろう。

4,19ヶ国の首脳が招待

連合軍を形成した、英米仏露蘭をはじめとした19ヶ国の首脳が招
かれたそうで、参加優先度合いが最高ランクなんだと思う。イギ
リス・エリザベス女王とチャールズ皇太子、キャメロン首相、ア
メリカ・オバマ大統領、ロシア・プーチン大統領。

フランス・オランド大統領をはじめ、ウクライナで大統領に当選
したばかりのポロシェンコ氏も。



敗戦国のドイツ・メルケル首相も招かれたのがちょっと意外だっ
たけど、彼女が暖かく拍手で迎えられたと聞いて、ちょっとホッ
としたけど、あらためて彼らの成熟度を感じる。

ウクライナ情勢をめぐる首脳外交の場にもなったそうだ。写真
BBCのサイトなどから。