運営委員長の岡野です。
NHKTVの「クローズアップ現代」の「農業革命“スマートアグリ”」(5月20(月)放送)を見て、考えたこと、感じたことを書きます。
最初のところで、「最新のIT技術で常に栽培に最適な環境を実現する、「スマートアグリ」です。
このスマートアグリを桁違いのスケールで行っているのが、世界第2位の農業輸出国オランダ。
巨大な農業用ハウスでは、二酸化炭素の濃度や地中の温度など500項目以上が自動で管理されています。」と言われていました。
見てみて、「へえ、なるほど、おもしろい! オランダはそういうことをやっているんだ」となかなか感心させられる番組でした。
日本で、TPP参加を前提にして輸出主流の「攻めの農業」を考えるとしたら、こういう発想が参考になるのでしょう。
そういうレベルでは、確かに革命的だと思いました。
しかし、こういう農業をすることで、ほんとうに国土保全ができるのか、地方に新しい雇用が創出できるのか、何よりまたしてもエネルギーの消費量を増やすだけになるのではないか……などなど疑問がいろいろ湧いてきました。
さらに個人的好みで言えば、こうした「大規模野菜工場」で人工的に生産された野菜を食べるのはどうも気が進みません。
対照的に、かつて、故福岡正信さんの「自然農法」の山の道端に生えていた絶品の大根の味を思い出しました。
みなさんは、このスマートアグリを、どう考え、どう感じられますか。
地元の野菜は美味しく感じられますしね。鮮度からだけではなく、きっと気持ちの問題な気がします。
この番組を見て、こういう技術はどんどん進むのかなあ~?と思いましたが、美味しそう!という感情はわきませんでした。
安心な土地で作られ、生産者の顔が見える、お日さまのエネルギーをいただいたお野菜が最高ですね。
同感していただき有難うございました。
ほんとうにそうですね。
人間は母なる大地から離れないほうが健全であり幸せなのだ、と思います。
農業の産業化はやむをえない面があるとも思うので,
全面否定はしませんし、できもしませんが、やはりあまり積極的な気持ちにはなれません。