持続可能な国づくりを考える会

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町役場に到着:上勝町視察旅行の記録(5)

2008年12月06日 | 上勝町
11月22日視察旅行初日、私たちメンバーはあたりもすっかり暗くなった17時過ぎにようやく上勝町役場に到着しました。



歴史の古い町であり、しかもいまや有名な上勝町ということで、きっと古い庁舎を個性的に有効利用されているのだろうと勝手に想像していました。
しかし町役場庁舎はさきに画像でも示しましたようにレンガ造り風のさっぱりとした近代的な建築です。

休日ということですでに庁舎の灯りも大部分落ちていましたが、こちらにお越しくださいとのお話でしたので、そのまま上がらせていただきました。

内部は役所にありがちな並ぶベンチの待合スペースと画然と隔てられた窓口カウンター、という配置ではなく、入口すぐに待合スペースや執務スペースがあり、フラットになっているという印象的があります。

入口すぐ脇の町長室(?)から、土曜の閉庁日遅くにもかかわらず、笠松和市町長が背広姿で出てこられ、仕事中の数人(三人?)の職員の方と共に温かく出迎えてくださいました。休日出勤でしょうか? おつかれさまです。

お役所ではふつう町長室や役職者の机は一番奥の上座にあるものです。しかし上勝町役場では、町長室や役職の方のものと思われるデスクがやはり入口すぐ脇のあたりに配置されているのは珍しいのではないかと思います。

私たちは、さっそくその隣の応接室に通していただきました。
応接室には、歴代町長の写真の額と、大きな上勝町全域の航空写真が飾ってありました。テーブルには、すでに私たちのために人数分の配布資料を用意されています。

これらの資料は広い視野で戦略的に行動する上勝町の、その問題意識をひじょうによく示していると思われます。後に一覧で示しますのでご参照ください。

笠松町長と私たち視察メンバーのほとんどは初対面ではなく、さきに上京された際の、私たち持続可能な国づくりの会との会合でお目にかかっています。
相変わらずストラップにマスコット付きの携帯を左胸に、お話しいただいている最中にもどんどん連絡が入ってくるような状態で、とにかくたいへんお忙しそうです。

この連休中も私たちの視察への同行などに加え、町で開催された芸術文化祭への主席やドラマ出演者・撮影隊との顔合わせがおありでした。また私たちが到着したわずか前の11月19日には鹿児島での「『地域力創造』全国市町村サミット2008」の分科会に参加されていたとのことでした。

まさに東奔西走を地でゆくご活躍で、体力的・精神的にひじょうにタフな方なのだという印象を受けました。

また、ここでたびたびご紹介することになると思いますが、笠松町長はそのようにたいへんエネルギッシュであるばかりでなく、地域・日本・世界を思う長大な視野と熱い志をお持ちです。
恐らく、誰もがお会いして話を伺うと、すぐにそう感じられるのではないでしょうか。

翌日一日ちかく視察に同行してくださったのですが、今回ますますその思いを強くしました。