ペタンク爺さん

ペタンクで遊ぼうよ!で20年

80歳の無謀な冒険

2014年10月06日 17時52分48秒 | ペタンク爺さんの一日
昨日の日曜日は久しぶりの秋晴れになっていた、前日から禁を破ったように山に入る決心をしてお昼近く空沼林道方面に向かっていた、今年のきのこシーズンには早々に熊騒動があり、まだ体力が2年前の水準には戻っていなく、最悪のことを考えキノコ採りは封印していた、当自治会の中の友人の中にも山友達がいて今年に入り落葉きのこ、モミタケ、紫シメジなどを採って来ては届けてくれていた、このキノコが出ているなら10月初旬に出てくる「おならたけ」もきっと出ていると夢にまで出てきてしまって、とうとう封印を切り入山を急遽決心していた。
ゲート直ぐ入り口付近から崖の崩落事故の個所があったが、誘惑には勝てづスコップを取り出し林道改修をしながら山を登りはじめた、この林道は3年くらい全く補修がされていなく一雨ごとに路上に水路が出来30センチもえぐられている所もあった、そんな林道を選択しながら登りつめいいったこの先は簾舞から上がってくる林道と一本に交わるところ辺りがほぼ目的地の最終ルートなのだが4キロくらい入った所で心配していた崖の崩落個所に出会う、一旦諦め引き返すことも考えたが、もう目の前の宝の山に入っての誘惑には勝てづ車がスコップを取り出し道路工事を始めてしまった、30分ほど汗を流して整備をするともうこのまま弾みをつけて通り抜けろと判断し、無謀にも危険個所に突入してしまった、後から考えても非常に幼稚で無謀な所業と云われても一言の弁解も出来ないことだった事が解ってきた。
雨で崖上から流れ出た土砂で水分が相当に含まれていた、崩落地域通過出来ずど真ん中あたりで埋まってしまった、冷静になり2時間ほど泥だらけになりながら脱出を試みたが、ますます埋まって行くことが判る。
最悪は車を放棄して、徒歩で下山を想定していたがとうとうその通りになってしまった、車からリックを出し鉈、熊よけスプレー、ラジオにストックを出し下山開始、私の身代わり遭難者として山の中に放置してくる。

入山は、12時頃で山を降り出したのは15時で1時間ほどかけて道路に出る、帰宅後友人に相談すると北海道森林管理局に事情を話て指示を受けるべきと云われ、昨夜遅くなってから取りあえずとメールを入れる、まんじりとしない一夜を過ごすと今朝8時30分頃役所から電話が入る、現地で待ち合わせを指示され友人に送ってもらい到着する、それから2時間も掛からなかったと思うが遭難身代わりの車を救出することが出来た。
今回ほど、現在の自分の能力の限界を正確に計って行動していなかったことが良く良く分ってきた、胆に銘じて二度と同じようなことを絶対やらぬことと心に刻む。

背中のリックにはラジオ、腰には鉈と熊よけスプレー、手にストックをつき歩く
林道は壊れたまま

救援隊に助けられる
雪虫が飛び紅葉が進む山