イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

試合始まってます

2010-09-20 02:11:00 | イーグルス
 2週目は@DET戦です、先週のGB戦が始まる前の時間DET@CHI戦を見ていたのですが、ランが出ないでランを出される展開でスコア以上に差を感じましたけれど、疑惑の判定(私は審判えの印象が悪すぎるボールの放し方をしたのでTD取り消しも仕方が無いと思いました)が無ければ勝っていたのですから油断は出来ません。

 ハンデは6点程度有利、アウエイを考えれば10点近く有利です。これくらいの差でひっくり返ると番狂わせと言われるようなハンデが付きました。お互いに主戦QBを怪我で失いバックアップでの試合になりますし、バックアップ同士ならばMicheal Vickの方が先週のプレイ、実績を見ても良いQBと判断したのでしょう。しかし、Vickは特殊過ぎるQBです、良い時はどんなディフェンス相手でも1人で勝てるが悪い時は1人で全てをぶち壊す、強いチームと戦う時にギャンブルで使うには面白いのですが、勝てそうな試合を壊す危険を考えるとこの試合のハンデで安心できません。

 Leonard Weaverを失った事の影響、これはVickを使うならば大きくないでしょう。Vickに何をやらせるのかにもよるでしょうけれど、これまでと同じ使い方をするであればLeSean McCoyとMike Bellに持たせれば何とかなると思います。同時にランで試合が作れないようだとターンオーバーの多いVickに無理をさせてしまいます。Vickが投げて勝つような試合にはしたくありません。
 Jamaal Jacksonを失ったOLはMike McGlynnが代わりに入ります。機能しないようならばNick ColeをCに入れる事も有るでしょうが注目のNdamukong Suhの対面になるRGはこの試合重要です。そしてVickを押さえるにあたり、外に逃がさない事を考えてくるのは当たり前です。Kyle Vanden BoschとJason Petersのマッチアップでは外を固めに来るのかサックを狙うのかランかパスかの駆け引きが面白い事になるでしょう。スターターCliff Avrilが欠場する右側へ走りながら投げるのが下手ですし、Petersが大負けするようだとVickの足が活きないかもしれません。

 ディフェンスではやばりCalvin Johnsonをどう押さえるのか、これに尽きます。サイズとスピードを兼ね備えたWRをしっかり押さえなければ同地区との対戦に大きな影響が出ます。特にEllis Hobbsのサイドでどう押さえるのかには注目です。
 そしてStewart Bradleyが居ない事でTEへのパスを誰が見るのか、ここがサードダウンで非常に大きな問題になるでしょう。Omar GaitherにしてもErnie Sims、Quintin Mikell誰が見てもスピードかサイズでミスマッチになります。
 ラインの力関係は大きく有利なはずです。ランをしっかり押さえて投げられるのではなく投げさせるような試合展開になれば大きく崩れる事はないでしょう。

 書いているうちに試合が始まってしまいました・・・ランをとめてランを出す、これが出来れば安心して見れるでしょうし、そうならなければ相当に苦戦するかもしれません。

Cunninghamを思い出します

2010-09-18 05:53:00 | イーグルス
 Kevin KolbとStewart Bradleyの@DET戦欠場が決まりました。Micheal VickとOmar Gaitherが代役として出場します。先週ゼロだった怪我人ですが、今週は欠場の2人の他に11人リストに載りました。全員がプロバブルで練習にも参加しているので出場するでしょう。キャンプを休んだ箇所を再度傷めているNick Cole,Todd Herremans,Mike Bellの3人とGB戦で結構痛そうにしていた(治療後試合に出ていました)Antwan Barnesの怪我が悪化しないと良いのですけど。


 復帰後はワンポイントでしか起用されず、去年・今年とプレシーズンゲームでセカンドチームを率いましたがオフェンスを指揮すると言うよりも他の10人がデコイにしてVickの独り舞台のような感じでした。個人技だけで通用してしまうのは凄いのですけれど、70ヤードドライブしてTDするような場面は想像できません。
 しかし、GB戦では復帰後初めてオフェンスを機能させました。やっている事はファーストターゲットを見てカバーされていたら走る、Randall Cunningham以来伝統のお馬鹿QB仕様なのですが、GB戦ではファーストターゲットとスクランブルの間にセーフティバルブを見ると言うワンクッション時々ですが入りました(Keith Byarsにしか投げないあの頃を思い出します)ポケット内で慌てた所が無かったですし、これが継続出来ればプロボウル3回選出の頃のプレイが出来るかもしれません。
 とは言え、GB側もKolbがメインでVickはたまに出てくる程度と対策はそれほど練っていなかったでしょう、今回は当然Vickをどう止めるのか考えてきます。そこで通用するのかどうかVickはもう1つ壁を乗り越えなければなりません。


 コメントの返事をしていて思いついたので追記

 Vickと言う特殊なQBの為の簡易プレイブックで大活躍したのか、Kolbの為に作った2010年度正式プレイブックをVickがやったのか、凄く気になります。と言うも、やっている事は同じなのですよね、ファーストターゲット見てダメなら終わり・・・そこから走れるかどうかが結果の違いですから。
 Kolbを採用しておいてあの程度の事しか出来ないとコーチが考えているのだったらMcNabb放出はなんだったのか(費用面でも同等支払いました)なぜ放出したのかと言う事になりますし、Vickに代わってからセカンドターゲットにもパスが行く様になりました。同じプレイブックでVickよりも判断が悪いとなるとKolbを育てるのには相当時間が掛かるでしょう。

新しい発見は無かったのです

2010-09-16 17:47:00 | イーグルス
 Kevin Kolbのパスプレイを全部見直しました、Kolbが首を振ってレシーバーを探している場面は一度も有りませんでした(ドロップバックしながらブリッツのチェックはしていました)これは新先発QBに対して簡単なプレイをさせようとする意図が有ったのか、これしか出来ないのか私には分かりません。

 問題点としては、ドロップバックが終った時、すでにプレッシャーを受けている事です。ショットガンのスナップタイミングを読まれているのか、スナップが手に入った時にはOLのどこかが綻び始めているようなプレイが複数有りました。また、普通にスナップを受けてよたよたとドロップバックしてレシーバーを見るまでに時間が掛かりすぎます。これまでがDonovan McNabbでその後がMicheal Vickなので比べる相手が悪いのかもしれませんが、去年のNO.KC戦や今年のプレシーズンゲームよりも明らかにフットワークが悪かったです。スリーステップのタイミングパスを多用するのは予想していましたが、スリーステップなのにレシーバーのルートはミドルにしか見えないパスも有りあっという間に体勢を崩しています。これは5ヤードに見せて15ヤードを投げるトリックプレイなのかもしれませんが、そう言う小細工をする余裕はないですし実際失敗してます。
 軽やかにステップしてポケットの中で一呼吸置いてから次の行動に出るVickが本当に良いQBに見えました。これまでのKolbだってファイブステップのドロップバックをしてから投球体勢にステップしながらターゲットを見るのですけれど、GB戦ではドロップバックした時に足が動いていません。

 開幕戦の緊張なのか普段のKolb以上に足が動かず、その為にパスラッシュのプレッシャーを感じる事になってさらにプレイが小さくなった。これは時間が経てば治るかもしれませんが、3年間McNabbの下で育てた時間は無駄だったのでしょうか・・・まあ、治らないよりは治ってくれたほうが良いのですけど。
 McNabbを放出して12ミリオンもの大金を支払ったQBがこの出来か、失望以外の何者でもなかった開幕戦でした。それでも、McNabbを放出して12ミリオンもの大金を支払ったQBなのですからもう少し時間が有れば良いプレイが出来るようになるかもしれない、1試合で全てを決めてしまうのは早過ぎます。

 医師のチェックで2回もプレイ不可能と診断されました。再度診察を受けるようですが、今週のDET戦はVickとMike Kafkaで迎える事になる可能性が有ります。FBを2人昇格させている余裕は有りません、Jeff Garciaでも誰でもいいからQBを用意する必要が有ります。


FB補充はOwen Schmitt

2010-09-14 23:14:00 | イーグルス
 Leonard WeaverもIR入りする事になりました、Jamaal Jacksonと共に開幕戦でスターターを2人失ってしまいました。
 53人枠が2つ空き、その補充として元SEAのFB Owen Schmittと契約し、PSからTE/FB Garrett Millsを53人枠に昇格させています。空いたPS枠にはファイナルカットでカットしていたFenuki Tupouを戻しました。

 Schmittは2008年の5巡指名でSEAに入団後、2008,9年共に15試合に出場しています。が、2年でラン5回21ヤード、パス12回50ヤード1TDしか記録していないですしST要員としての出場なのでしょう。6-2 247ポンドのサイズでドラフト時のデータだと40ヤード4.73、シャトル4.11、3コーン6.86、ベンチプレス26回を記録したようです。ブロック型のFBで自分でボールを持って走ったり、パスレシーブは苦手らしく、縦への突破で使うのが良いようです。
 Weaverのように万能型では無いようですし、今後はMike Bellがパワーランナーとしての役割を演じる事になるでしょう。Eldra BuckleyがFBのバックアップとしてプレシーズンで使われていましたが、開幕戦でファンブルロストしていますし、3番手RBに戻る事になりそうです。

 Millsは6-1 235ポンドとTEとしては小柄で、ドラフト時にはTEではなくFBとして指名される可能性が有ると見られていました。2006年NEに4巡指名された後、NEで1年MINで3年在籍していますが、合計9試合しか出場していません。FBのバックアップはSchmittを獲得したのにもう一人入れる理由が何か良く分かりません。ブロック専門のSchmittとレシーブ専門のMillsを混ぜて使うとしてもFBを2人入れるようなチームでは有りません。ブロック力低下を補う為に2TEを増やすのかもしれません。

得るものが無く、失うものは大きい開幕戦

2010-09-14 03:43:00 | イーグルス
 2010シーズン開幕戦は20-27で破れました。優勝候補GBに1TD差の負けは許容範囲と言えなくも無いですが、試合内容・怪我と言う点で致命的な問題が続出しました。

 Jamaal Jacksonが上腕二頭筋の怪我でシーズンエンドと診断されました、手術をする事になりIR入りする事になりました。今後はMike McGlynnがCのスターターになるとAndy Reidは記者会見で言いましたが、Nick ColeをCにスライドさせてReggie WellesをRGに入れる可能性も有ると考えます。

 Leonard Weaverが膝の怪我で退場しました、ACL断絶と言う一報でシーズンエンドと見られています。検査の結果を待っている現状ですが、膝が間違った方向に曲がってしまっていますしIR行きは免れないでしょう。
 Ekdra BuckleyがFBとして出ていましたが、リードブロック能力が高いはずが有りません。FB3人居るGBのようなチームにトレードを申し込むか、FAで探す事になります。FA市場にはキャンプに参加しカットされた後にPITに拾われていたDwayne Wright、元LBで毎年期待していたのにキャンプで怪我しちゃうJason Davisが良さそうです。ランブロック能力よりもレシーブ能力を優先してしまうFB選びなのでチームが誰を選ぶのかは予想が難しいのですけれど・・・
 
 Stewart Bradleyが脳震盪で退場しました、立ち上がろうとして崩れ落ちていますし検査を受けて何試合か休む事になる可能性が有ります。
 へっぽこQBも脳震盪のようですが、どう考えてもベンチに下げる為の仮病なのでどうでもいいです。トレーナーにあんな形相で 痛てーんだよ、顎だよ顎。と文句を言うやつが脳震盪の訳がないです。


 Donovan McNabbを放出し、McNabb並の12ミリオンもの大金を払って1年契約延長をした次代のエースKolbでしたが、去年2試合先発した時に見せた良い所は全て失い悪い所は全く改善されていない酷い選手になっていました。 何が悪いかと言うと
 ファーストターゲットをひたすら見続け、オープンになるまで見続け、オープンにならなかったらサックされる。
 ファーストターゲットをひたすら見続け、見続けているにも関わらずダブルチームされているのが分からずに投げてしまう。
 ファーストターゲットをひたすら見続けるあまり、真正面から飛び込んでくるパスラッシュに全く気が付かないでサックされる・・・
 と、言う訳でKolbの致命的な欠陥であるファーストターゲットしか見れない、パスラッシュを察知する嗅覚が全く無い、この2点が全く治っていない事を確認できました。Kolbを次期エースとして抜擢した責任者は誰なのか、誰でもいいから今直ぐ解雇するべきでしょう。これだけ分かりやすい欠点を修正出来ないコーチも・・・・・・

 MMicheal VickにQBが変わってからまともな試合になりました。Vickが普通にQBとして機能するとは思っていませんでしたし、Vickの方がQBらしい冷静なプレイをするとも思っていませんでした。
 ファーストターゲットを見て、ダメなら走れ。やっている事はKolbと同じなのですが、スピードが違います。DLを何度も振り切るのを見て、これで捕まらないQBの相手はした事無いだろうなあと同情したくなりました・・・
 そして、足の速さだけでなく、プレイの判断もVickの方が格段に上です。オープンなら投げる、オープンじゃないなら走る。単純なのですが、これが出来ないでサックされるよりは全然良いです。
 Reidのプレイブックは足が速い事が前提に出来ているのかもしれません。KolbになってWCOらしいシステムにするのかと思ったのですが、Kolbがチェックダウン出来ないからなのか、ただQBの足が遅くなっただけで何も変わっていないように見えます。
 この試合、そして今年は最悪Kolbに経験を積ませる事に費やすかもしれないと覚悟はしていました。が、それに値する素材なのか疑問に思える出来でしたし、なにより悪いから下げるでは経験を積むことすら出来ません。


 ディフェンスはライン戦で押し切る、これがそれなりに出来ていたのは収穫です。ただ、DTが中央をキープ、DEが外から飛び込むに特化している為にDTとDEの間が大きく開く欠点が出てしまいました。中盤ランで連続ロングゲインを貰ったのはすべてこの穴です。去年まではDEよりも重いLB Cris Gocongがその穴を塞いでいたのですが、今年のWLB2枚投入システムではそれが出来ません。
 そして、Ellis Hobbsはダメそうです。TDを奪われたプレイでもCB-WR-サイドラインと挟み込むのが基本なのになぜか外に出てしまい簡単にオープンを作りました。QBからすればCBが前で無く外に居るのは投げやすいでしょう。他にも簡単に振り切られたり、付く場所がどう見てもおかしい場面も有りました。パスラッシュを仕掛け混乱した所でINTを狙う、実際INTの場面では成功していましたがパスラッシュが掛からなければ邯鄲に抜かれてしまうようなシステムを取る余裕は有りません。得点力が無く乱戦やったら負けなのですから。


 私はKolb否定論でしたが、McNabbが居ない以上もう応援するしかない、そう思ってシーズンに臨みました。でも、今日のプレイを見るとやっぱりこいつじゃ無理、そう言う気持ちになります。来週またスターターで出場させるとReidは断言しましたし、来週はKolbやるじゃないか、否定してごめんよと書きたいものです。