イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

快勝

2010-09-27 21:41:00 | イーグルス
 @JAC戦は28-3で快勝しました。最初のシリーズではランを出されてしまいやや不安な立ち上がりになりましたが、ランをしっかり止めて先制し点差を広げてランを出させない状況を作ってからは一方的にペースを握りました。

 まずStewart Bradleyの復帰でディフェンスの中央に芯が出来たのはランディフェンス改善に大きく役立ちました。最初ラン対策でギャップを全て潰す作戦に対しカウンター系のランで対抗してきたのを見てQuintin Mikellをカウンター対策として逆側で待たせるように対応したのが大正解でした。この作戦を採るにはNate Allenが最後尾のカバーを引き受けなければならないのですが、1回ディープで取られたらTDのパスのカバーが遅れた以外に破綻なくフォローに走り回りました。
 2試合起用されなかったDarryl Tappもバックアップでなら使える所を見せてくれましたし、Trent Coleも2サックを記録しています。Brandon Grahamもパスラッシュでは外を回るだけでいまひとつでしたが、ランディフェンスでは強固にポイントを押さえ続けています。Jaqua Parkerも得意の9月3試合で4サックしていますし、4年目で開花したTrevor Lawsがこの試合でも効果的にQBに迫りました。
 気になるのはErnie Simsがランディフェンスでリードブロッカーに簡単に押さえ込まれる点とEllis Hobbsのパスカバーです。Simsはカバー2LBなのでパワーより機敏さが売りで仕方が無いのですけれど、今後ランで徹底的に狙われる時が来るでしょう。Hobbsがもう少し良いカバーをすればAsante Samuel側にもっとパスが行きINTを狙う場面が増えるはずです。Asanteは何度もQBがプレッシャーを受けるのを見るとレシーバーを放置してINT狙いに走っていました、これが売りではあるのですが、そのうち裏を取られる事になるでしょう。
 

 JACがMicheal Vickの前(左側)ではなく後ろ(右側)からパスラッシュを仕掛けてきました。どう考えても逆なのですけどね(無防備な背後へのサックも有りましたが)ロールしてからのパスも有効ですし、なによりパスラッシュが来たら逃げれば良いとVickが余裕を持ってプレイできた事が291ヤード3TDのパスを生みました。そして外を押さえられないように、内側へ速いタイミングのランプレイ(ドローっぽく渡す変なラン)を繰り返して内側へ注意を向けた工夫も上手く行きました。
 Desean Jacksonはこの試合でも次元の違うスピードを見せました。どんな形でもボールを渡せば何とかしてくれます(1回ロングゲイン狙いでファーストダウン取り損ねたのはどうかと思いましたけど)Jeremy Maclinはイージーなドロップも多く、Reggie Brownと同じ道を辿ってしまいそうで少し嫌な感じです。

 Vickを活かす為のプレイが上手く行きましたし、DL強調のディフェンスもパスを投げさせる展開で成功しました。上手く行く時は何をやっても上手く行くAndy Reidのチームらしい展開はDonovan McNabbでもVickでもあまり変わらないみたいですね。