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フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

Bradley復帰

2010-09-23 08:01:00 | イーグルス
 開幕戦の前半に脳震盪で倒れたStewart Bradleyが練習に復帰しました。1週間を空けた事も有り、問題はないようです。Bradleyが居ると居ないとでディフェンスは大きく変わりますしこの復帰は大きいです。


 昨日PSを2人解雇しましたが、その穴埋め2人と契約しています。WR Rod Harperは6-1 205ポンドでMurray State出身、2008年GBのルーキーFAとして契約後PSで1年過ごし、去年はアリーナフットボールで活躍後にNOと契約していましたが一度もアクティブにならずIR入りしました。今年もNOのキャンプに参加していましたがファイナルカットでカットされています。
 もう1人はS Jamar AdamsはMichigan大出身で6-2 215ポンドの大型SSで2008年SEAにルーキーFAで加入後、2008年は1試合去年は6試合に出場しています。ドラフト時のデータは40ヤード4.59、スリーコーン6.90、ショートシャトル4.49を記録しています。SとしてはTEにパスカバーで付いていけないのが欠点、縦には速いが横への動きが良くないST要員とも評価されていました。


 Micheal Vickのスターター昇格に疑問の声が上がっています。Donovan McNabbらベテランを大量に放出して若返りを進めている再建期のチームが目先の勝利を優先してQB育成を放棄した。Vick昇格反対者の論調はこういったもので、Vickは将来を託す選手ではないと言う訳です。プレイスタイルや年齢を考えても今後5年Vickのチームになるとは思えませんし、今まで通りのワンポイント起用がチームにとってはベターな形だと思います。
 Kevin KolbをJAC戦の前半でも使って修正していないようならVickに変える程度の再チャンスをKolbに与えるべきだったのではないかと私は考えます。Kolbに対してこれで終わりではない見放したりはしないと再三発言していますが、McNabbの言葉を借りればReidはメディアに向けてMcNabbがエースだ放出しないと何度も言ったが俺に直接そう言う事を言った事が無い。と言う事は今回もKolbに対して直接声を掛けているのかは分かりません・・・
 今シーズンスーパーボウルを狙えるのか、もちろん去年11勝5敗のチームですしQB以外の穴はそれなりに埋めてきていますからQBさえ若返りに成功すれば狙えるチームに成長する可能性は十分に有ります。Kolb育成に使うには勿体無いとも言えますし、McNabb加入時の3勝13敗のチームとはチーム事情が違います。言い方を変えればQBが普通にプレイすれば勝てるチームでリーグ屈指のレシーバー陣を用意したのにKolbはダメだったのは評価を大きく下げるのも無理はありません、まだ1試合しかも前半だけですけど。
 ここでVickを使うく、この意図がKolbをサイドラインで勉強させるのかVickで勝ちに行くのか、Kolbがダメすぎて消去法でVickなのか、Reidがどう考えているのかは分かりません。Kolbにこだわる必要は有りませんが、McNabbに変わるエースを見つけない事にはスーパーボウルへの道は見えてこないでしょう。


今度はVickを先発指名

2010-09-22 09:21:00 | イーグルス
 地元紙の取材にKevin Kolbは我々のスターターで有り、脳震盪から復帰するならばスターターの位置に戻るのは当然だ。など言っていたAndy Reidですが、オフィシャルHPでの談話でMicheal Vickは開幕前の予想を遥かに超える素晴らしい活躍をしたのでVickをスターターとして起用する。こう明言しました。Kolbもバックアップに下がる決定をすでに受け入れているが、チャンスが全くない訳では無いし今後もKolbの成長に期待している。そう言う事のようです。

 現段階でVickが上だとしても、外(特に左側)の逃げ場を塞がれるとパニックになる、いざと言う時は走れば良いと言う精神安定剤の確保が必要なVickの欠点をどう補うのか、手腕に期待が出来ない保守派コーチ陣がどう処理するのかを見守りたいと思います。
 Kolbは大金を手にしていますし、今後スターターを奪い返せないままシーズンが終れば確実にペイカット(サインボーナス返金)かカットを選ぶ事になるでしょう。Vickが1シーズン今の調子でプレイする事は無いと思います、出番が来た時に良いプレイが出来るのか大金を支払った未来のエースとして周囲を納得させなければなりません。

Kolb先発起用

2010-09-21 21:07:00 | イーグルス
 MMicheal VickとKevin KolbのQB論争はVickがバックアップでも問題ないと1歩引き、Kolbはスターターとしてやっていく自信が有ると譲る気は無さそうです。Andy Reidは脳震盪の影響が無ければKolbをスターターとして起用するとインタビューに答えましたしVickが指示におとなしく従うならば表面上大きな問題にはならずに済みそうです。
 去年僅か24回しかパスを投げていないVickですが、今年はKolbが下がるまででもほぼ25%のプレイに参加しています。JAC戦でも多用されるのでしょう。ここでKolbが良いプレイをして次期エースとして育てるのがチーム方針ですしひとまずQB論争が収まるでしょうけれど、GB戦のような酷いプレイをしてしまうようだとKolbを下げるのかどうかの判断をしなければなりません。サックされた時に顎から落ちているのですが、どうにも仮病臭い脳震盪と言う理由なしでスターターとして明言したKolbを下げる事が出来るのか、難しい判断になります。
 次期エース扱いとは言え、キャップなし・ゴーストサラリーなし(それ以前に来年どうなるのかすら不明)のシーズンですし、ダメならカットしてもサインボーナスをはずんだオーナーの財布以外に致命的な影響は出ません。まなじVickが絶好調なだけにKolbにとってはプレッシャーの掛かる試合になりそうです。


 今年のルーキーFAとしてBUFと契約しファイナルカット後PSとしてBUFに居るRB Joique Bellと契約したようです、本人のツイッターで公開されたものですがまだ公式には発表されていません。とりあえずチェックしましたが誤字が酷くお馬鹿さんなのだけは理解できました・・・
 ディビジョンⅡのWayne State出身で5-11 220ポンドのサイズです。ディビジョンⅡのMVPを受賞し4年間合計ランで6728ヤードを記録しています。4年生の去年は11試合中10試合で100ヤードを超えて2084ヤード平均6.4ヤードを記録しました。スカウティングコンバインでは40ヤード4.68の数字を出してしまい評価を大きく落としています。スリーコーンは6.84でシャトルは4.17と悪くない数字を記録しています。
 誰かがカットされる事になりますが、ARIからKRとして獲得したものの一度も使われていないJorrick Calvin辺りが怪しいような気がします。


追記

 代わりにカットされたのはHank Baskettでした。Riley Cooperが4番手で使えると判断したのでしょうけれど、コーチ陣がBaskettを評価しているのか居ないのかよく分かりません・・・

もっとすっきり勝たないと

2010-09-20 19:36:00 | イーグルス
 レギュラーシーズン第2戦の@DETは35-32で逃げ切り1勝1敗にしました。

 LeSean McCoyがキャリア初めての100ヤードラッシュ超えの120ヤード3TDを記録し、Micheal Vickは284ヤード2TDでレーティング108を記録しました。反面ルーキーJahvid Bestにランで78ヤード2TD,スクリーンパスなどで154ヤードレシーブ1TDを与え、Shaun Hillに335ヤード2TD2INTと投げられてしまいました。

 Vickの仕留め方の基本であるDEが外に逃げるのを防ぐように動き、外に逃げれなくなると余裕を失うVickの特性を突いて来ました。DEを抑えている時はVickは縦横無尽に動き、外を抜かれてしまうと真ん中で簡単に捕まってしまう、極端なプレイをする事になりました。外を塞がれたら無理にポケットの中でターゲットを探さずに単純に真ん中から走るように来週までに修正する事になるでしょう。
 McCoyは余計なダンスをせずにまっすぐ走るだけで5ヤード稼げる事を実戦で証明出来たのはキャリアの転機になるかもしれません。中央を抜ける時の半身になるような妙な動きでタックルを交わす時にボールセキュリティーを忘れる癖さえ抜ければもっとシンプルなランで使えます。
 OLは可もなく不可もなく、良い時は走路を開きましたが悪い時は押し込まれてしまいました。Jason Petersにとっては受難の日で1日に3回も後ろから足を刈られで崩れ落ちました。幸い応急処置だけで最後まで出続けていますし重症ではないようですが、非常に危険な状況です。2度は味方のミスですしミスで怪我をするような事は絶対に防がなければなりません。
 先週はVickがスピードに合わせられず、走りすぎた後ろに投げていたDeSean Jacksonですが、この試合ではぴったり合ったパスを供給しています。スピードで付いてこれる相手は居ませんし、とにかく広い場所で持たせればRACでどうにでもしてくれる。縦だけでないDeSeanが見れました。
 
 ただ、Vickの余裕が無い時の無理投げでINT3つ取られていてもおかしくないミスも有りましたし、外を塞がれた時にパニックになる悪癖は直っていません。また、怪我をした時の影響を考えていないようなプレイも変わりませんしやはりエースとしてVickのチームを作る、そう言う方向にはならないでしょう。


 ディフェンスではOmar Gaitherの出来の悪さが目に付きました。ラン・スクリーンでは簡単に拾われてしまい、パスでは全く付いていけずに後ろを追いかける姿ばかりでした。Stewart Bradleyが脳震盪の検査をパスしましたが、すぐ復帰させるかはまだ分かりません。Gaitherの出来を見るとルーキーの抜擢を考えた方が良い様に見えます、怪我をする前のGaitherは俊敏な選手だったのですけどねえ・・・
 ランで攻め立てられた序盤、Mike PattersonとBradrick Bunkleyの間をすっぽりと抜かれる場面が有りました。この2人の間を突破されたのはここ数年記憶に有りません(ゴールライン前など特殊な状況は別です)Pattersonが狙われる場面もありましたし、少し心配です。
 Ernie Simsのタックルが軽いのは加入時に噂されていましたが、TEへのカバー時にも競り合いで負けたりしています。その分動きも軽やかなのでこれは仕方が無いのですが、Akeem JardanとSims,GaitherとWLBを3人並べる現状ではパワーとサイズ不足を突かれると対処しきれません。この試合では悪い所が出てしまいました。

 35-17になった時に勝ったと思ったのですが、その後オンサイドを成功されFGまで行けば同点の場面まで食い下がられました。パスカバーでは良い所を見せて欲しいWLB3枚投入でミドルゾーンを易々と破られ、Brandon Pettigrewに100ヤード突破されています。
 こう言う試合で勝敗が決した後にきっちり押さえて強さを見せるのもシーズン全体を見て必要です。時間を使わせて点を取らせるならともかく、時間を使わせないで点を取られているのですからディフェンスの未熟さを見せてしまっただけに終りました。

 Kevin Kolbが脳震盪の検査に合格し来週復帰の可能性が有ります。さあ、VickとKolbどちらを使うのでしょうか?