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軽犯罪で済むと良いのですけれど

2011-03-27 16:07:00 | イーグルス
 Jason PetersがLouisianaで警察に逮捕されました。詳しい状況はまだ分かっていませんが、騒音で通報されたと言う記事も有りますしパーティーで大騒ぎでもしたのかもしれません。ここから銃器の不法所持や麻薬などの事件にならないと良いのですけれど。


 ドラフト権が確定して、4月27日のドラフトまで一ヶ月となったのですけれど、FA市場が開くより先にドラフトが有ると言うのは補強ポイントの選定など例年とは違うドラフトになるでしょう。4月6日に1回目の裁判結果が出る予定で、そこから和解への道が開けると良いのですけれど、控訴を繰り返して結審したらまた別の議題で裁判をする事を繰り返すのでしょう・・・
 この場合、FA選手の状況がどうなるのかが分からないままドラフトをする事になります。UFAの選手は居ない物と考えなければならないでしょう、これは通常3月のFA市場解禁で再契約出来なかったと考えれば良いので例年通りです。
 問題なのはRFAの選手の扱いになります。これまでずっと3年終了まではEFAやRFAでチーム側に優先的に交渉権が有り、4年終了後からUFAとしての扱いになっていました。ところが、去年は特例として6年終了の選手までRFAとして扱われ、7年目終了と30歳近い選手からしかUFAに成りませんでした。今年もそのRFA枠拡大のままでロックアウトまでは来ていました。
 問題は、選手会解散からロックアウト、そして起訴の流れが終わり、労使交渉がまとまった場合にこのRFA拡大の特例が適用されるのか、それ以前の条件に戻って4年目以降は全員UFAになるのか、EFAやRFAの制度が撤廃されて契約切れの選手は全員UFAになるような新条件になる可能性も有るでしょう。例年通りの4年目終了からUFAになった場合、去年RFA拡大で引き止められた4-6年目とチームの中核を担う選手が大量にUFAになって市場に出てきます。

 チームによっては主力が大量に抜ける非常事態になるかもしれませんが、幸いな事にEaglesはStewart BradleyとMax Jean-Gilles、Dimitri Pattersonの3人しかスターターはRFAでのオファーを出していません。Jerome Harrison.Sav Roccaも絶対に必要では無いでしょう。RFAでオファーを出さなかったスターターはErnie Simsだけ、UFAもQuitin MikellとVictor Abiamriの2人だけです。
 CBはどう考えても1-2巡で補強するでしょうし、他所からDimitriに大金が支払われる事も無いでしょう。GillesのRGもドラフト上位指名が予想されていますから補充されるでしょう。問題になるのはBradleyが流出した場合だけです、が、こうなった場合には代わりになるような選手もFA市場に出るでしょうから致命的な結果にはならないで済むはずです(もちろん、LBは4-6年目の中堅がすでに3人UFAですからドラフト中巡で補強が必須です)
 DeSean JacksonがRFA枠で無くもう1年契約が残っているのは本当に幸運です。RFA枠の1+3巡をオファーされるような選手が居るチームはこのRFAがどうなるか分からない状況はドラフトに非常に大きな負担となるでしょう。居なくなれば致命的流出だが、ドラフト上位で後継者を取ってRFA枠が現存した場合には同じポジションでだぶついてしまう事になります。

 ただ、トレード先を模索しているKevin Kolbの売値と言う意味ではドラフトの後にFA市場が来るのは大きな不利益になるかもしれません。QBの補充と言う意味でFAやトレードの可能性を考えても大不作(実績有るQBは30歳過ぎた大ベテランが中心です)の今年だからこそ高値が付いているKolbにとって、QBが必要なチームがドラフト上位でQBを指名してしまった後では値段が下がるでしょうから。
 まあ、ドラフト後に来年のドラフト権と引き換えたほうが良い結果になるかもしれません。通常来年のドラフト権との引き換えは1巡上の価値を持ちます(今年の2巡と来年の1巡のトレードはこの為です)そして、QBが必要なチームは大概再建中ですから、来年の1巡と引き換えた時に来年素晴らしい高順位になってくれる可能性もあるでしょう。

 今年の異常事態のメリット・デメリットがどうなるのかは労使の行方次第でどうなるのか分からないですけれど、今考えられるシナリオを考えてみるとEaglesは致命的に不利な条件にはならないのではないかと思います。