DeSeanの値段

　Micheal Vick以上にDeSean Jacksonとの契約延長が気になるのですが、労使交渉が決着しないと動きようがないです。とりあえず7日間交渉が続く事になりました、MBAやMLBとかの労使状況を見るとNFLのシステムは非常に合理的だと思います。引退後の年金の財源を確保する以外に現状から大きく変更する必要は無いと思うのですけれど。


　DeSeanはルーキー時の4年契約の最終年度になります、5年35-50ミリオン程度の契約延長が待っているはずです、脳震盪やサイズの無さ、問題箇所は有りますがビックプレイメーカーとしての能力はそれだけの金額を支払うに値します。
　Jeremy Maclinは5年契約の3年目、Jason Avantは4年契約の2年目と契約を残します。DeSeanとの契約延長に失敗した場合でもこの2人で平均的なスターターコンビを組む事も出来るでしょう、破壊力は格段に落ちますけれど。
　Riley Cooperは4年契約の2年目、Chad Hallは3年契約の2年目でその後RFAです。NYGをカットされてSinorice Mossは単年契約、ここら辺が4-5番手争いをする事になります。サイズの有るCooperは2年目で良くなる事が期待されますルート取りの改善でサードダウンやレッドゾーンでの働きを期待しますが、このチームの大型WRは小柄なCBとサイドライン際で1対1をするのが仕事になってしまいます・・・
　Hallはリターナーとしてはストレートスピードに欠けます、RBとしても使える機敏さは有りますが欲しいのはPRではなくKRです。Mossは怪我の多さでカットされました、復活できるかどうかは膝の状態次第でしょう。

　DeSeanと契約延長が出来れば、あと3年はリーグトップクラスの3人組を維持できます。もし流出した場合には来年FAかドラフトで大きな出費をしなければなりませんし、値段は高くなっても契約延長をした方が確実です。ドラフト下位でリターナー候補を獲得する可能性は有りますが、上位指名でDeSeanが抜けた後の心配をするような事はしないと思います。