また別の日、
おじいちゃんに、お客様が来ています。
そのお客様は、
キセルとタバコの葉をお土産に、持って来ました。
そしてやっぱり、
おじいちゃんに、使い方と吸い方を説明しています。
キセルをくわえたおじいちゃんは、
テレビの時代劇の人の様で、カッコイイです。
キセルに、タバコの葉を詰めて火をつけて、
ふう~、と煙をはきました。
そして、中身をポン!と囲炉裏に投げ捨てました。
おじいちゃんは、いつも、
目を細めながら、静か~にタバコの煙を吸い込んで、
静か~に煙をはき出します。
何かを考えている様な、
何も考えずにいる様な、
おじいちゃんだけの時間の中にいます。
キセルのタバコは、お客様が帰った後、
一度か二度、吸ったみたいでしたが、
その後は、
おじいちゃんが手にする事はありませんでした。
でも、
ちいチャンは、
テレビの中でしか見た事のないキセルを目の前で見て、
(キセルって、かっこいい!)
と、思います。
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