ちいチャンは、欲しいものがありました。
それは、テープレコーダーです。
でも、テープレコーダーは、とても高くて、
学生のちいチャンには、買う事が出来ません。
ふと見かけた「質屋」さんに、
ちいチャンは、恐る恐る入ってみました。
テレビや小説で見る質屋さんは、
お金に困った人が、品物を持って来て、
代わりにお金を借り、期日までに返さないと、
品物は「質流れ」になってしまう所らしいでした。
ちいチャンは、
もしかしたら、質流れになったテープレコーダーがあるのではないかと、
初めて質屋さんに入ってみました。
質屋さんには、時計やカメラやステレオや、
沢山の種類の品物が置かれていました。
テープレコーダーの値段は、
ちいチャンにも手が届きそうな値段が付いていました。
ちいチャンは、このテープレコーダーが、
とてもとても欲しくなりました。
そこで、ちいチャンは、
アルバイトをして、お金を貯める事にしました。