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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ゴスペルライブ

2007-10-08 | その他あれこれ
・富良野演劇工房では演劇祭が行われている。そのフィナーレを飾るのは、地域で活動しているゴスペルのグループ”Snow sounds"のライブである。メンバーの一人の知り合いから聴きに来ないかと誘ってもらったので、演劇工房へ行く。演劇工房のステージはさすがによく出来ていて、非常に集中できる。

・Snow soundsは15名程度のメンバーであったが、余興などというものではなく、想像以上に本格的であった。昔から、ゴスペルには興味があったのだが、知らない局がほとんどだったのにもかかわらず、ライブは実によかった。特に、歌っている本人達が楽しそうなのがイイ。ストレス解消にももってこいなんだろうねえ。途中でAmazing graceのミニワークショップのイベントもあり、久しぶりに大きな声を出して気持ちがよかった。

・最近、ジャズとかゴスペルとか、生の音楽に触れる機会があって、やっぱり好きだなあと実感する。やるともっと楽しいんだろうけど、ねえ・・・。

優勝という響き

2007-10-07 | その他あれこれ
・体育の日記念大会ということで、富良野、美瑛、旭川の一部のチームが参加するミニバスケットの地方大会。我らがFチームは上位リーグでKチームとTチームと対戦。本当は超強豪のNチームが参加するはずなのだが、今回は別の大会と重なったために不参加。ということで、突然に訪れた優勝のチャンスである。

・24日の試合では、あきれるほど情けなかった我らがFチームだが、今回は気合を入れなおしたのか、声もよく出ていた。第一試合では、Kチームとの対戦。第1Qは相手チームがベストメンバーで来たこともあり、何とか競り勝った。問題の第2Qだが、積極的な試合展開でぐっと点差を広げた。第3、第4はマンツーマンでのパワープレイも飛び出し、快勝である。

・ミニゲームは試合に慣れていない3・4年生のほほえましいプレイが続出。でもKチームの3・4年生チームは実に強い。これからが脅威になりそうだ。

・お次はTチームとの対戦。これまた第2Qが点差を広げるという、新しいパターン。その後は終始圧倒し、最後は試合に出ていなかった選手も出すことができた。結局全員出場できたようで、何よりである。最終的には50点以上を取って、これまた快勝。2チームに勝っただけだが、紛れもなく優勝である!

・やっぱりいいねえ、優勝って響き。本命のNチームが出ていないからということもあるわけだが、「そんなの関係ねえ・・・」ということで、試合終了後の親たちの祝勝会で盛り上がったのであった。

川遊び

2007-10-06 | その他あれこれ
・水泳教室に迎えに行くと、明日はバザーということで、幼稚園ではお母さんたちが忙しく働いている。色んなディスプレイがなされており、実に楽しそうである。なにやらいいにおいもしており、お腹がすいてくる。心配された天気も何とか持ちそうである。当方は明日はバスケット試合なので、少しだけ見にいけるかどうか、といったところである。

・午後から近くの川に遊びに行く。500円で買った網を持って、水生昆虫を探すも全く見当たらない。と、小さな魚(ウグイの子供か・・・)がいるので、早速すくってみる、と網の中でピチピチとはねている。子供は大喜びで、虫かごに水を入れて飼ってみることに・・・。すいすいっと泳ぐ姿はなかなかかわいい。

・フィリピンからヤチダモ種子散布実験の論文リクエスト。それはまあいいのだが、何だか妙にテンションが高いメールで若干心配になる。ま、参考にしてくれるといいだろう、ということで別刷りを送付準備。

五里霧中

2007-10-05 | 研究ノート
・相変わらずの朝靄。五里霧中のまま基線をひた走り、山部へ到着。幻想的である。



・9時ごろになっても晴れず、もしかしたら、ずっとこのままなのかと思いたくなる。が、そんなことはなく、10時にはやはり快晴になった。青空をバックに、部屋の前のユリノキの黄葉が鮮やかである。こんなときに限って、室内でひたすら作業だったりするわけなんだが・・・。



・トドマツ原稿を久しぶりに読み返す。思い切ってがっちりと修正。あまりの長さに、息切れしてしまいそうになる気持ちを奮い立たせて一気に作業。イントロの最初と考察の1パートをかなり修正できた(と思う・・・)。それにしても、記憶って消えてしまうものだなあ。引用文献がらみのミスも見つかり、カタカタと直す。ようやく終わって練さんと久保さんに送る。そろそろ決着をつけたいところだ・・・。

・風散布型種子として採取していたヤチダモ、オオモミジ、オオバボダイジュの種子を枝からもぎ取ってきれいにする。これらの風散布種子を使って、講義中にタネ飛ばし実験をやりたいと思っているのだが、2mくらいの高さではほとんど回転しないままに「ぼたっ」と落ちてしまうことが発覚。うーむ、扇風機でも使ってみるか・・・。



・話は突然変わるが、ソフトバンクのTVコマーシャル(ホワイトプラン)の新バージョンに「はまって」しまった。「遅れるなら電話しなさい」と母にしかられる兄。「すいません、別件で電話していて・・・」と口答えする兄に、「お前に別件などない!」と”きれる”父(しかし、犬)。この家族設定を考えた人はすごい・・・。それにしても、どう見ても怒っているとしか思えない父(犬)の表情。これは笑える。かなり、笑える。どうやって撮影しているんだろうか、あーまた見たい。

サバンナ的光景

2007-10-04 | フィールドから
・Iさんに付き合っていただいて、12林班のエゾマツ林の現地検討。北西斜面と南西斜面で2つずつプロットを選ぶ。実際のプロットでは思った以上に林床が均質ではなく、マイクロサイトや潅木の下を選んでしまうと雪解け時期に影響がもろに出そうだ。伐採を取りやめたプロットT3は緩斜面で均質で、実にいい感じのエゾマツ林である。林床はクマイザサがかなり濃いが、播種実験などをするには実にやりやすそうだ。



・それにしても、今年はエゾマツの種子はなりが悪い。ウダイカンバも全然ダメである。アカエゾマツ、トドマツもダメ・・・。ミズナラも並みの下という感じで、ヤチダモの一人勝ち(?)といったところか・・・。



・南西斜面の方のプロットが傾斜が強く、どうするか考えどころである。後は当日に考えるということで、山部に戻る。ゲートを出たところではシカが死んでおり、それにトビが群がっている。既にあばら骨はむき出しになっており、アフリカのサバンナを思わせる光景である(トビはさしずめハゲタカか・・・)。周りは牧草地で何もないところなのだが、どうしてこんなところで死んでしまったのであろうか・・・。なぞ,だ。

・山の紅葉は日に日に深くなる。大麓山も山頂までくっきりと・・・。空の青、牧草の緑との対比が美しい。


朝靄

2007-10-03 | 研究ノート
・朝靄がすごい。こうした日はえてして晴天になるもんだが、朝靄の中に浮かび上がる麓郷街道はずいぶんと紅葉がきれいになっていた。

・麓郷から戻り、Sさんと再びカツラ論議。最近のジーンフロー論文を眺めてみる。ヤチダモ論文を引用してくれているRobledo-Aruncio et al. (2007) Mol Ecolを読んでみると、Prunus mahalebについて、花粉や種子の散布について続々論文が提出されている。Garcia et al. (2007)とか知らんかった・・・。どんどん新しい論文が出てくるんだから、いやになっちゃうよね。

・乾燥器が自動ストップしたという連絡が麓郷から・・・。ヤチダモ関連も何かとトラブルつづきである。っていうか、最近、色んなところでトラブルばかりだ。しかし、こんなことに負けている場合ではない。

カツラの思い出

2007-10-02 | 研究ノート
・京都のSさんを迎えて久しぶりにカツラ論文について議論。改めて論文の売りについて考える。ジーンフロー系の論文は次から次へと出ているので、ちょっと前に考えたことが古くなっていたりする。これって、あまり健全とはいえない分野かもしれんなあ・・・。とは言うものの、結果と考察をもう一度見直しているうちに、何が結果なのかが改めて見えてきたようだ。

・Burczyk et al.(1996)(1996年のKnobcone pineのもの)を二人で読み直しながら、近隣モデルをSさんに説明する。自分にもいい復習になった。その後、カツラの散布モデルについて、久しぶりに鳴子のTくんと電話で議論。それにしても、花粉(あるいは種子)散布曲線というものは、点で考えるか一周させるかで違うので実は意外と簡単ではない。累積密度曲線がどうにも納得できなかったのだが、電話で話すうちに、事情(?)がようやく飲み込めてきた(今まで理解できていなかったことが発覚)。これをうまく活かすにはどうすればいいか、もう少し熟考すべき・・・。

・Mくんのエゾマツ造林原稿を郵送。コピーと回答書を3部ずつ送る。こうした作業は実は結構嫌いではなかったりするのだが、こうしたアナログ作業はいつまで残るのだろうか・・・。

秋空高く

2007-10-01 | 研究ノート
・なぜか10月になってしまった。本日は晴天。空が青く、どこまでも澄み切っている。



・地がき論文の最終チェックを済ませ、英文校閲に送る。飯島くんとの往復書簡のようにして改訂を進めてきた本原稿だが、共同作業が機能して、解析・考察ともにずいぶんと良くなった(と思う)。また、論文執筆の中で頂いた長池さんの指摘は実に的確でこの論文の目的と結果を明確にするのに非常にプラスだった(有難うございます!)。こうした指摘ができるようになりたいものである。

・森林立地から戻ってきていたMくんの低標高のエゾマツ造林地の修正原稿をチェック。スウェーデンのNilssonの論文を少しまねて、タイトルを大幅修正する。イントロ、考察なども手を入れてほぼOKでしょう、ということでMくんに戻す。こちらも明日には投稿できるはず、である。

・お次は緑化データ解析。鉱山跡にどのような樹木がどこに発生したかというものだが、まずは作図。いつものことだが、Rに持ち込むまでが時間がかかる。ようやくデータを整理して、作図コードを作成。一度こいつができてしまえば、後は楽勝である。とりあえずGLM解析でざっと傾向を見る。樹木密度と被度には密接な関係がある。どちらが鶏でどちらが卵なのかがよく分からんが、まずは草本によるカバーができないと、樹木が侵入できないと考えるのが普通だろうか。その他の環境条件は必ずしも樹木と草本では一致しないようだ。

・夕食後、バスケット合宿に向けたしおり作り。イラスト作成に熱中してしまった。10月も忙しいねえ。