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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

雪虫のころ

2007-10-10 | フィールドから
・昨日検討した12林班に更新用各種母材を設置する。6処理ということで、ポールを中心に6角形に設置すると、何か怪しげな儀式をやっているような気になる。地がきと天然林で植生と落ち葉の被度などを調査しておく。地がき場所では、当然のように実生は生えていない(やったばっかりだから)。植生も0%である。落ち葉の量は場所によって意外とばらついている。種類はダケカンバがほとんどだが、ハリギリなどもある。



・天然林では、昨日設置したばかりなのにいきなり場所を忘れていたりして、探すのに手間取る。ササを刈り払って同様に設置。当然ながらクマイザサの被度が80%を超えている。高木種の実生はほとんどないが、少し標高の低いところではシナノキがササの下で多少更新していた。意外と暗くても大丈夫なもんだ。

・事業区会林道をひた走って西瓜峠に抜ける。ストローブ人工林では、ストローブの薄い緑にツタウルシの黄色、オレンジ、赤とがよく映えている。樹木園まで降りてくると、ふらふらと雪虫が飛んでいる。現場では見なかったのだが・・・。今年は雪が案外早いのかもしれないねえ。