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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

サバンナ的光景

2007-10-04 | フィールドから
・Iさんに付き合っていただいて、12林班のエゾマツ林の現地検討。北西斜面と南西斜面で2つずつプロットを選ぶ。実際のプロットでは思った以上に林床が均質ではなく、マイクロサイトや潅木の下を選んでしまうと雪解け時期に影響がもろに出そうだ。伐採を取りやめたプロットT3は緩斜面で均質で、実にいい感じのエゾマツ林である。林床はクマイザサがかなり濃いが、播種実験などをするには実にやりやすそうだ。



・それにしても、今年はエゾマツの種子はなりが悪い。ウダイカンバも全然ダメである。アカエゾマツ、トドマツもダメ・・・。ミズナラも並みの下という感じで、ヤチダモの一人勝ち(?)といったところか・・・。



・南西斜面の方のプロットが傾斜が強く、どうするか考えどころである。後は当日に考えるということで、山部に戻る。ゲートを出たところではシカが死んでおり、それにトビが群がっている。既にあばら骨はむき出しになっており、アフリカのサバンナを思わせる光景である(トビはさしずめハゲタカか・・・)。周りは牧草地で何もないところなのだが、どうしてこんなところで死んでしまったのであろうか・・・。なぞ,だ。

・山の紅葉は日に日に深くなる。大麓山も山頂までくっきりと・・・。空の青、牧草の緑との対比が美しい。


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