一生

人生観と死生観

未知の大海、羅針盤は?

2009-10-17 20:18:22 | 哲学
10月17日 晴れ後曇り夜は雨
 中学生の孫と話をしていて、将来どの大学に進みたいかの関心の度合いを探った。未来のことはなかなか具体的に考えられない様子。未知の大海が先に広がり、羅針盤はまだどこにあるか見当がついていない。今の子どもたちは頼りない。草食系男子などといわれる由縁か。温泉に浸かり脱出できない裸の子どもたちのようなものか。
 若者の世界はわれわれ年寄りにはよく分からない。彼らが社会の下積みに過ごすことになりそうで心許ないと思うのは古い人間の一人よがりか。彼らは何も考えないといっても、不安だけは心に巣食っているのだから始末が悪い。どこかでこの悪しき惰眠を断ち切らなければなるまい。そして大海を進む羅針盤の前にしっかりと立ってもらわねばならない。世代ギャップというものはいつの世にもあるが、先人は後輩に指針を示してやらなければならないのは当然である。