2月29日 晴れ
4年に一度の2月29日になった。余計なことかもしれないが、今日誕生日の人は閏年以外の年には誕生日の祝いをどうするのか気になった。4年に一度しかお祝いをしてもらえないとなればあまりにも可哀想である。たいていの場合、日をずらすこと、つまり替わりの日に移すことで問題を解決しているのだろう。どちらかといえば2月よりは3月の方が希望あふれる月として好まれるだろう。
誕生は人生のスタートとして大切なことに違いないが、生まれた日を祝福と想わない人は、実のところを言えば、意外に多いようだ。人生にいろいろの苦難がつきまとう。生まれてこない方がよかった、生んでくれない方がよかった。そうであればこんな苦労をし、絶望に見舞われることがなかったのに。極端な場合、生まれた日を呪われよ、とまで言った人がいる。それは今は遠い昔、ユダヤの国に現れた大預言者のエレミヤであった。この人はユダヤの国の将来を心配するあまり、国王や支配階級の気に入らぬ預言を行い、迫害され、牢につながれ、深い井戸に吊るされた人で、日本人にたとえると幕末の憂国の志士のような存在であった。あまりの艱難につい愚痴が出て生まれた日を呪われよと口走った。
だが、私は考えるのだが、人生に艱難があるのは当然のこと。私の苦労など序の口もいいところなので、苦労というほどのことはないかもしれない。この苦労によって得たものの方が、失なったものより遥かに大きかったではないか。神は遠い存在と思ってはならない。神は訓練のための鞭を下され、そして愛の賜物も下さる。
エレミヤの場合、彼は牢からは解放されたが、国は亡び、王は異国に連行されて刑罰を受けた。神の言葉を取り次ぐ預言者のことを侮るものは恐ろしい運命にさらされることを思わされる。エレミヤの言葉は何千年もたったいまも残り、エレミヤを尊敬する人は尽きない。
4年に一度の2月29日になった。余計なことかもしれないが、今日誕生日の人は閏年以外の年には誕生日の祝いをどうするのか気になった。4年に一度しかお祝いをしてもらえないとなればあまりにも可哀想である。たいていの場合、日をずらすこと、つまり替わりの日に移すことで問題を解決しているのだろう。どちらかといえば2月よりは3月の方が希望あふれる月として好まれるだろう。
誕生は人生のスタートとして大切なことに違いないが、生まれた日を祝福と想わない人は、実のところを言えば、意外に多いようだ。人生にいろいろの苦難がつきまとう。生まれてこない方がよかった、生んでくれない方がよかった。そうであればこんな苦労をし、絶望に見舞われることがなかったのに。極端な場合、生まれた日を呪われよ、とまで言った人がいる。それは今は遠い昔、ユダヤの国に現れた大預言者のエレミヤであった。この人はユダヤの国の将来を心配するあまり、国王や支配階級の気に入らぬ預言を行い、迫害され、牢につながれ、深い井戸に吊るされた人で、日本人にたとえると幕末の憂国の志士のような存在であった。あまりの艱難につい愚痴が出て生まれた日を呪われよと口走った。
だが、私は考えるのだが、人生に艱難があるのは当然のこと。私の苦労など序の口もいいところなので、苦労というほどのことはないかもしれない。この苦労によって得たものの方が、失なったものより遥かに大きかったではないか。神は遠い存在と思ってはならない。神は訓練のための鞭を下され、そして愛の賜物も下さる。
エレミヤの場合、彼は牢からは解放されたが、国は亡び、王は異国に連行されて刑罰を受けた。神の言葉を取り次ぐ預言者のことを侮るものは恐ろしい運命にさらされることを思わされる。エレミヤの言葉は何千年もたったいまも残り、エレミヤを尊敬する人は尽きない。