一生

人生観と死生観

進化と人類

2009-10-02 20:27:41 | 哲学
10月2日 晴れ→雨
 人が猿から進化したという表現はもちろん正しくない。人の先祖は猿の先祖と同じ生命体から別れたのである。生命体は進化の道をはるか昔の生命誕生のときから歩んでいるのである。その歴史は興味深いが、不明のところが多く、その謎解きはまだまだ未熟といってもよい。
 今朝の新聞には今から400万年前のラミダス猿人の化石からその全体像を復元したと言う記事が載った。人よりは猿に似ている姿であった。森に暮らし、二足歩行をしたとある。化石は女性のものらしく、身長120センチメートル、体重50キログラムくらいというからずんぐり型である。
 また今から2万年前に沖縄にいたとされる港川人の訂正復元像も記事になった。今までは縄文人とやや似た顔立ちに考えられていたが、どうもそうではなくもっと頤のとがった顔立ちのようだ。何しろ大昔の人骨から復元するのだから容易な作業ではない。考古学ファンは多いが成果を得るのは大変だ。
 進化する人類の先に何が待っているのだろうかといささか心配になった。