一生

人生観と死生観

懐かしい人たち

2009-10-09 20:46:58 | 哲学
10月9日 晴れ
 台風過ぎて秋晴れ。死者が2人であったことを悼む。
 『夕映えの杜に』は好評のようだ。反応してくる人たちの中、主なものには返事を書く。そして送呈すべくしてまだしてない人を選び、袋詰めをする。
 名簿から選び出す作業は一寸したセンチメンタル・セレクションとなる。名を見ながら、顔を思い出す。そして彼または彼女との付き合いを思う。あのこと、このこと、今となっては帰らぬ過去で取り戻す術もない。私も老いた分彼らも老いている筈だが、不思議と記憶の中では若いときのままでいる。懐かしい想い出は浮かんでは消えてゆく。私は決して過去のことにこだわらるまいと決心して、80歳過ぎたら人生に希望を持つことに決めた。来世につながる希望ーといっても宙に浮いた来世観ではない。この身の中に働くに生きるいのちの表現としての前向きの希望だ。これでは老いの繰言をやっている暇はない。ありがたい長寿を感謝するのだ。