一生

人生観と死生観

光は心にあふれる老夫人

2008-03-17 22:01:40 | 生活
3月17日  晴れ
 一通の手紙が届いた。大きな字でところどころ曲がったりして、かなり読みにくい。読み始めて分かった。この女性は今年95歳になるはずの老婦人で、白内障が進行し手術も難しいという。本人はもう覚悟を決めて医者に手術断念のむね伝えたという。光を失った世界がどんなに苦しく悲しいものであるか、私は想像はしてもその暗さが分からない。ああ可哀想にと思うがどうしたらよいか。
 ところがである。彼女はキリスト教会の会員で牧師夫妻に大変愛されているかただ。彼女は言う。神様がいらっしゃるので、その光が心の内側に満ち溢れていますと。ああたいした人だ。ご主人をガンのため亡くされて子どもの養育に大変苦労してこられたが、いつも驚くほど前向きで、困難を克服して歩んだ生涯であった。
 私のところには充に会いたいといってある方の紹介で訪ねてこられたのが最初だった。それ以来充を愛して折に触れて訪ねたり、充のためのお土産を持ってこられたり、美しいクリスマスカードを送ってこられたりして、私どもを喜ばせ、感謝の涙に暮れさせたものだ。この人の歩むところに泉あり、泉のために多くの人の喜びが生まれると思ったものだ。
 そして不思議なことはこの人ガ小川正孝の長男小川新太郎のことを知っていることだ。ニッポニウムの課題に取り組み、小川正孝の名誉挽回に努める私はこの仕事はワクチン禍と繋がっていると思ってやっている。その交点に現れた人である。
 どうか主が彼女をあわれみ、この後も最善に、よい勤めをなさせて下さいますように。平安を常に恵みとして与えて下さい。