福島第1原発の事故による放射能の件で、
福島県は県内全域の酪農家に対し、原乳の出荷の自粛を要請しました。
県内の酪農家の方々の気持ちを思うと、言葉がありません。
でも、こんな状況ですから、この対応は仕方ないのでしょうかね…。
今後が心配でたまりません。
いずれ、しかるべき安全宣言がされ出荷できるようになった際には、
福島県の酪農が復活できるように全力で支援をしていきたい所存です。
今回紹介するのは、
福島県いわき市の湯本温泉で見つけた、
岡田乳業の牛乳箱です。
いわき市は地震による津波で、沿岸部に大きな被害を受けてしまいました。
でっかく青地で「岡田牛乳」。箱の色はクリーム色っぽい感じ。
黄色い箱が日に焼けたのか、元々この色なのか、わかりません。
文字の真ん中にロゴを配置した、オーソドックスなスタイル。
「岡」の漢字&梅の花(?)を組み合わせたロゴが可愛いですね。
岡田ヨーグルト。
こっちは「岡田コーヒー牛乳」って書いてありました。
暗くて読めないけど。
昭和時代の牛乳瓶を掲載しているサイト漂流乳業様によると、
岡田乳業は明治27年創業で、福島県では代表的なローカルブランドだったみたい。
戦後になると明治や森永といった大手と互角に渡り合うほど好調だったものの、
その後は停滞。平成9年に雪印乳業と提携を結び、福島雪印乳業になりました。
ところが、平成12年に例の雪印事件である。
あぶくま乳業と名を変えて建て直しを図るも、平成14年に解散といった具合です。
まあ、詳しくは漂流乳業様のサイトをご覧ください。
なお福島雪印乳業時代の製品「あぶくま牛乳」は、東北協同乳業が販売を継続。
現在も「あぶくま牛乳」、「あぶくま高原牛乳」の名でパック&瓶製品が残っています。
今回の箱は、いわき湯本温泉をぶらぶら散歩していて発見。
共同浴場「さはこの湯」から、裏に一本入った道だったと思います。
いわき湯本温泉は地震で配管の破損などがあったものの、
海から距離があるため津波の被害は無し。
ガスや水道も徐々に復活してきているとのことで、復興への道が見えてきたようです。
常磐線が復活したら、再びいわき湯本温泉へ行こうと考えております。
メーカー:岡田乳業
所在地:福島県いわき市
撮影場所:いわき湯本温泉「さはこの湯」の1本裏の道。
さはこの湯は、JR常磐線・湯本駅から徒歩10分ほど。
撮影日:2010年3月
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ところで随分前の話になってしまいますが、ジャンボフェニックスさんブログにコメントされていた柴崎牛乳さんの件で、、、
2008年に群馬の他乳業さんへお伺いした時に聞いた話では、「(柴崎さんは)学校給食メインでやっていたものの、異物混入のミスで保健所の指導が入り、改善にも色々と物入りになりそうなことから、やむなく工場運営を断念されたようだ」…ということでした。
当時自分も大間々まで足を伸ばしましたが同じくお留守で、柴崎牛乳ではなくメイトーのケースが積み上がっていました、、、
現況不明ながら、ご参考まで…メールでお送りしようと思っていたのですがブログ上ではアドレス公開されていないようなので、エントリ違いのコメント欄にて失礼致します、、、
とりあえず、メールしました。よろしくお願いいたします。
自分の使っているメールは特に無料のメールサービスとは相性が悪く、自動的に「迷惑メール」に振り分けられることが多いです…
もしいつまで経っても受信できない場合、お使いのサービスの「迷惑メール」フォルダに紛れていることが多いのでチェックしてみてください、、、お手数お掛けいたします。
単純に、コメントのレスやメールなど対応が遅いだけです(笑)スミマセン…