神社に参拝する時、拍手を打ったり、鈴を鳴らすのは、空気を振動させることによって
神様の力を鼓舞しようという意味がある。これらは、いずれも古来から伝わる
「魂振り(たまふり)」という儀式のバリエーションといえる。
魂振りは、神の魂を奮い立たせ、神を呼び寄せるための儀式だ。
やがて、この魂振りは、人に対しても行われるようになり、『万葉集』には恋人に
向けてそれを振る歌が数多く残されている。恋する相手の魂を引き寄せるまじないが
袖を振ることだったわけだ。
日本人が「いってらっしゃい」と手を振るのも、もともとは単なる合図ではなく、
魂振りの意味合いがあった。昔の人は出かける人に対して、手や袖を振ることで
神霊を招き寄せ、その神霊の加護によって安全に旅ができるようにと祈った。
それが今に残っている「いってらっしゃい」のルーツなったとのことだ。
今日の花 ステファノティス
花ことば 傾聴する
☆ 今 日の 一 言 ☆
笑顔でいれば好かれるし、怒ってばかりいたらキラわれる。
それだけなんだよ。
笑顔で愛のある言葉をしゃべろうよ。
今、自分の目の前にいる人たちのために、全力を尽くす。
愛のある顔と愛のある言葉をしゃべる。これに全力を尽くす。
斎藤 一人